2018年9月

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古筆切 一覧および手鑑 索引


※ 古筆切一覧(索引)は網羅に努め、茶道辞典類の他、三大手鑑の
 「藻塩草」「翰墨城」「見努世友(見ぬ世の友)」に加え、「大手鏡」「月台」等の古筆手鑑を参照しました。

※ 伝称筆者や切名が手鑑や学説によって異なる場合は、併記または紙幅の都合で省略しました。

※ ア〜ワの約600項目ありますので、ご利用の端末の「ページ内検索」もご活用ください。

※ 筆者の欄は、例えば「藤原有忠」と「六条有忠」等、異なる姓が混載していますので、名でご検索ください。

 (切名は異称も網羅に努めましたが、伝承筆者はその限りではありません。
   また、「上人」「国師」等の号・尊称はなるべく避けました。)

※ 一覧の古筆切の画像の一部は「e国宝」と「文化遺産オンライン」でご覧頂けます。

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 (当ページが引用元である旨 ご明記の上、当ページにリンクを貼って頂いての引用は、どうぞ ご自由にご利用くださいませ。)



【ア】

●愛知切(あいちぎれ) :伝 小野道風 :「観普賢経」の断簡。

●粟生野切(あおうのぎれ) :伝 源空 :「往生講私記」の断簡。

●青木切(あおきぎれ) :伝 寂蓮 :「後拾遺和歌集」の断簡。

●安芸切(あきぎれ) :伝 久我長通 :「新後撰和歌集」の断簡。

●秋篠切(あきしのぎれ) :民部卿局 :「後撰和歌集」の断簡。

●秋田切(あきたぎれ) :伝 阿仏尼 :「古今和歌集注書」の断簡。別名「鯉の下絵切」。

●顕広切(あきひろぎれ) :藤原俊成 :「古今和歌集」の断簡。料紙は斐紙。装丁は胡蝶装冊子本。

●秋山切(あきやまぎれ) :伝 久我通具 :「拾遺和歌集」の断簡。

●上畳本三十六歌仙絵(あげだたみぼんさんじゅうろっかせんえ) :伝 藤原信実(絵)・伝 藤原為家(詞) :呼称は上畳に坐した姿を描いた歌仙絵に由来。猿丸大夫・大伴家持 等、13葉が現存。装丁は巻子本。

●朝倉切(あさくらぎれ) :伝 二条為明 :「続古今和歌集」巻10の断簡。

●朝忠集切(あさただしゅうぎれ) :伝 源道満 :「朝忠集」の断簡。

●浅野切(あさのぎれ) :伝 性空 :書状の断簡。

●葦手歌切(あしでうたぎれ) :伝 藤原公任 :「古今和歌集」の断簡。

●葦手様歌切(あしでよううたぎれ) :伝 藤原公任 :「古今和歌集」の断簡。

●飛鳥井切(あすかいぎれ) :伝 飛鳥井雅親 :「亜槐集」の断簡。

●安土切(あずちぎれ) :伝 世尊寺行尹 :「新撰朗詠集」の断簡。

●安宅切(あたかぎれ) :伝 源俊頼 他 :「和漢朗詠集」の断簡。料紙は斐紙、金銀砂子、切箔、金銀泥下絵。装丁は巻子本。

●愛宕切(あたごぎれ) :伝 藤原有忠 :「和漢朗詠集」の断簡。

●敦忠集切(あつただしゅうぎれ) :伝 藤原公任 :「敦忠集」の断簡。

●阿野切(あのぎれ) :伝 越部局 :「古今和歌集」の断簡。

●尼崎切(あまがさきぎれ) :伝 源俊頼 :「尼崎本万葉集」巻12の断簡。料紙は斐紙、雲母砂子。装丁は胡蝶装冊子本。

●尼子切(あまこぎれ) :伝 世尊寺伊経 :「拾遺抄」の断簡。料紙は色紙、打曇白紙。装丁は粘葉装冊子本。

●尼里切(あまざとぎれ) :伝 九条教家 :

●天野切(あまのぎれ) :伝 世尊寺経朝 :縁起の断簡。

●阿弥陀院切(あみだいんぎれ) :伝 聖武天皇 :写経の断簡。料紙は茶毘紙。装丁は巻子本。

●綾地切(あやじぎれ) :伝 藤原佐理 :「白氏文集」の断簡。装丁は巻子本。

●荒木切(あらきぎれ) :伝 藤原行成 :「古今和歌集」の断簡。 

●有栖川切(ありすがわぎれ) :宗尊親王 :「元暦校本万葉集」巻4の断簡。

●阿波切(あわぎれ) :土御門上皇 :「拾遺和歌集」の断簡。料紙は楮紙。装丁は胡蝶装冊子本。

●淡路切(あわじぎれ) :伝 三条実任 :「古今和歌集」の断簡。

●粟田切(あわたぎれ) :伝 藤原信実 :「地蔵縁起絵詞」の断簡。

●安楽院切(あんらくいんぎれ) :伝 源信 :仏書の断簡。


【イ】

●飯室切(いいむろぎれ) :伝 嵯峨天皇 :「金光明最勝王経註釈」の断簡。料紙は黄穀紙。装丁は巻子本。

●伊賀切(いがぎれ) :伝 小倉実名 :「新古今和歌集」の断簡。

●石井切(いしいぎれ) :伝 貞慶 :聖教の断簡。

●石野切(いしのぎれ) :伝 亀山天皇 :「源氏物語」の断簡。

●石野切(いしのぎれ) :伝 北条政子

●石山切(いしやまぎれ) :藤原定信 :「西本願寺本三十六人集」の「貫之集」「伊勢集」の断簡。「西本願寺本三十六人集」は後奈良天皇が証如に下賜したもの。大谷尊由が「貫之集」と「伊勢集」を分割。平安朝期の古筆切中、料紙装飾の最高峰。装丁は粘葉装冊子本。

●石山切(いしやまぎれ) :伝 橘逸勢 :「春秋経伝集解」の断簡。

●和泉切(いずみぎれ) :伝 大炊御門冬忠 :「新古今和歌集」の断簡。

●和泉式部集切(いずみしきぷしゅうぎれ) :伝 藤原行成 :「和泉式部集」上巻の断簡。下巻の断簡を「和泉式部続集切」、上巻の断簡を「和泉式部正集切」と称する分類も。料紙は薄藍紙・白紙、装丁は胡蝶装冊子本。

●出雲切(いずもぎれ) :西行 :「般富門院大輔百首」の断簡。料紙は楮紙。装丁は冊子本。

●出雲切(いずもぎれ) :伝 二条為道 :「古今和歌集」の断簡。

●伊勢切(いせぎれ) :伝 津守国冬 :「続拾遺和歌集」の断簡。

●伊勢集切(いせしゅうぎれ) :伝 藤原公任 :「伊勢集」の断簡。

●伊丹切(いたみぎれ) :藤原忠家 :「左京大夫八条山荘障子和歌合」「寛平御時后宮歌合」の「春廿番」の断簡。料紙は仙花紙。装丁は巻子本。

●厳島切(いつくしまぎれ) :平清盛 :厳島神社奉納写経「妙法蓮華経」の断簡。料紙は紺紙。装丁は巻子本。

●厳島切(いつくしまぎれ) :平頼盛 :厳島神社奉納写経「無量義経」の断簡。料紙は紺紙。装丁は巻子本。

●一色切(いっしきぎれ) :伝 高階重経 :古今集注釈書の断簡。

●一品経和歌懐紙(いっぽんきょうわかかいし) :藤原頼輔 他 :「法華経」二十八品および題「述懐」一品経和歌の二首経裏懐紙。装丁は袋綴の大和綴。「三懐紙」の一つ。

●因幡切(いなばぎれ) :伝 二条為氏 :「古今和歌集」巻19の断簡。

●井ノロ切(いのぐちぎれ) :藤原為家 :「和漢朗詠集」の断簡。装丁は巻子本。

●今城切(いまきぎれ) :伝 飛鳥井雅経 :「古今和歌集」の断簡。料紙は鳥の子紙。装丁は胡蝶装冊子本。

●伊予切(いよぎれ) :伝 藤原行成 :「和漢朗詠集」の断簡。料紙は鳥の子紙飛雲。装丁は粘葉装冊子本。

●伊予切(いよぎれ) :伝 今川了俊 :「源氏物語 帚木 并 夕顔 巻末奧書」の断簡。

●入江切(いりえぎれ) :伝 冷泉為邦 :「詞花和歌集」の断簡。

●色紙下絵朗詠集切(いろがみしたえろうえいしゅうぎれ) :藤原公任 :「和漢朗詠集」の断簡。料紙は斐紙、染紙銀泥下絵。装丁は冊子本。

●石見切(いわみぎれ) :伝 寂恵 :「古今和歌集」の断簡。


【ウ】

●右衛門切(うえもんぎれ) → 別称「衛門切」。

●魚市切(うおいちぎれ) :伝 藤原為氏 :「詞花和歌集」の断簡。

●鵜飼切(うかいぎれ) :伝 藤原為家 :「続古今和歌集」の断簡。

●宇治切(うじぎれ) :伝 世尊寺行能 :「新古今和歌集」の断簡。

●太秦切(うずまさぎれ) :伝 聖徳太子 :「一字宝塔法華経」の断簡。料紙は紺紙。金字。

●鶉切(うずらぎれ) :伝 藤原顕輔 :「古今和歌集」の断簡。料紙は唐紙。装丁は胡蝶装冊子本。

●歌合切(うたあわせぎれ) :伝 宗尊親王 :「頼通十巻本歌合」の断簡。

●右近切(うこんぎれ) :伝 藤原定頼 :「後撰和歌集」の断簡。

●右大臣家百首切(うだいじんけひゃくしゅぎれ) :伝 西行 :「右大臣家百首」の断簡。

●歌集切(うたしゅうぎれ)

●歌注切(うたちゅうぎれ)

●歌入法華経切(うたいりほけきょうぎれ) :伝 藤原行成 :「法華経」の断簡。

●宇都宮切(うつのみやぎれ) :伝 千代能 :書状の断簡。

●浦野切(うらのぎれ) :伝 冷泉覚源 :「後撰和歌集」の断簡。


【エ】

●叡山切(えいざんぎれ) :伝 嵯峨天皇 :写経の断簡。

●詠草切(えいそうぎれ) :伝 西行 :私歌集の断簡。

●絵因果経(えいんがきょう) :伝 聖武天皇 :伝空海とも。「過去現在因果経」。下半に経文を書写し、上半に経文の内容を絵として描く。元8巻で断簡もわずかに現存。料紙は黄麻紙。

●絵詞切(えことばぎれ)

●越前切(えちぜんぎれ) :伝 吉田兼好 :「伊勢物語」の断簡。料紙は打曇。装丁は胡蝶装冊子本。

●衛門切(えもんぎれ) :伝 寂蓮 :別名「右衛門切」。「古今和歌集」の断簡。


【オ】

●御家切(おいえぎれ) :伝 藤原俊成 :「古今和歌集」の断簡。料紙は楮紙。装丁は胡蝶装冊子本。

●近江切(おうみぎれ) :伝 冷泉慶融 :「拾遺和歌集」の断簡。

●往来物切(おうらいものぎれ) :伝 世尊寺行房 :

●大内切(おおうちぎれ) :伝 藤原公任 :「和漢朗詠集」の断簡。料紙は唐紙。装丁は巻子本。

●大江切(おおえぎれ) :伝 藤原定頼 :伝 藤原行成とも。「古今和歌集」の断簡。

●大倉色紙(おおくらしきし) :伝 宗祇 :名所の歌を集めたもの。料紙は蝋箋、唐紙。装丁は冊子本。

●大坂切(おおさかぎれ) :寂蓮 :「和漢朗詠集」の断簡。料紙は楮紙。装丁は巻子本。

●大色紙(おおじきし) :伝 藤原公任 :「万葉集」「古今和歌集」「後拾遺和歌集」等の断簡。装丁は巻子本。

●大聖武(おおじょうむ) :伝 聖武天皇 :「賢愚経」の断簡。手鑑の第1頁にはこの切を押すことが約束とされる。料紙は茶毘紙。装丁は巻子本。別名「大和切」。

●大隅切(おおすみぎれ) :伝 良観 :写経の断簡。

●太田切(おおたぎれ) :伝 藤原公任 他 :「和漢朗詠集」の断簡。料紙は色唐紙、金銀泥下絵。装丁は巻子本。

●太田切(おおたぎれ) :伝 道元 :七言偈の断簡。

●大富切(おおとみぎれ):伝 寂然・寂超 :「具平親王集」の断簡。 

●大原切(おおはらぎれ) :伝 二条為家 :「新撰六帖題」の断簡。

●大原切(おおはらぎれ) → 「村雲切」の別称。

●岡崎切(おかざきぎれ) :伝 中山定宗 :「新古今和歌集」の断簡。

●尾形切(おがたぎれ) :伝 藤原公任 他 :「西本願寺本三十六人集」の「業平集」の断簡。料紙は唐紙、銀泥下絵。装丁は粘葉装冊子本。

●岡寺切(おかでらぎれ) :藤原定信 他 :「西本願寺本三十六人集」の「順集」の断簡9葉のうち、料紙が継紙でないものを「岡寺切」という。(継紙であるものを「糟色紙」という。)料紙は色唐紙、金銀砂子、切箔、金銀泥下絵。

●興風集切(おきかぜしゅうぎれ) :伝 源俊頼・紀貫之・坊門局 等。料紙は色唐紙。装丁は胡蝶装冊子本。

●小草切(おぐさぎれ) :伝 藤原公任 :「天徳四年内裏歌合」の断簡。料紙は斐紙。装丁は巻子本。別名「天徳歌合切」。

●御蔵切(おくらぎれ) :伝 小大君 :「小大君集」の断簡。

●小倉切(おぐらぎれ) :伝 鷹司基忠 :「古今和歌集」の断簡。

●小倉色紙(おぐらしきし) :藤原定家 :「小倉山荘色紙」とも。小倉山の山荘の障子に押されていた色紙形。「百人一首」。最古の色紙。武野紹鴎が天文24年(1555)に今井宗久・山上宗二を招き「天ノ原」の色紙を用いて以来、古筆掛物の一級品とされる。料紙は斐紙、楮紙。

●尾里切(おざとぎれ) :伝 九条教家 :「新古今和歌集」の断簡。

●尾沢切(おざわぎれ) :伝 良憲 :仏書の断簡。

●落葉切(おちばぎれ) :伝 西行・鳥羽上皇 :「熊野懐紙」の断簡。

●小野切(おのぎれ) :伝 二条為冬 :{金葉和歌集」の断簡。

●御手判切(おてはんぎれ) :伝 後嵯峨天皇 :仏書の断簡。

●御室切(おむろぎれ) :伝 魚養 :写経の断簡。

●尾張切(おわりぎれ) :後光厳天皇


【カ】

●加賀切(かがぎれ) :伝 藤原俊成 :「元真集」の断簡。料紙は斐紙。装丁は胡蝶装冊子本。

●賀歌切(がかぎれ) :伝 藤原佐理 :「拾遺和歌集」の断簡。

●神楽歌切(かぐらうたぎれ) :伝 宗尊親王 :巻子本の断簡。料紙は楮紙。

●笠置切(かさぎぎれ) :万里小路宣房 :「妙法蓮華経」の断簡。

●笠間切(かさまぎれ) :伝 冷泉源承 :歌集の断簡。

●柏木切(かしわぎぎれ) :伝 藤原忠家 :「類聚歌合(二十巻本歌合)」の「承保二年二月二十七日陽明門院殿上歌合」の断簡。料紙は仙花紙。装丁は巻子本。

●春日懐紙(かすがかいし) :中臣祐定 他 :南都の僧俗の法楽和歌絵の懐紙。紙背は「万葉集」の書写に用いたものが多く、(写経などに用いたものを「奈良懐紙」という。)熊野懐紙につぐ鎌倉初期の和歌懐紙。「三懐紙」の一つ。

●春日切(かすがぎれ) :伝 平業兼 :歌集の断簡。

●糟色紙(かすじきし) :伝 藤原公任 :「西本願寺本三十六人集」の「順集」の断簡9葉のうち、料紙が継紙であるものを「糟色紙」という。(継紙でないものを「岡寺切」という。)

●歌仙切(かせんぎれ) :後鳥羽院・藤原俊成・藤原為家・藤原良経・平業兼・藤原俊忠 等 :歌仙絵の断簡。

●片仮名切(かたかなぎれ) :伝 北条時頼 :「新古今和歌集」の断簡。

●桂切(かつらぎれ) :伝 後伏見天皇 :「風葉和歌集」の断簡。

●葛城切(かつらぎぎれ) :伝 藤原能盛 他 :「大方広仏説華厳経」の断簡。

●桂本万葉集(かつらぼんまんようしゅう) :伝 紀貫之 :「桂宮本万葉集」巻四の断簡。「桂本万葉集」は「五大万葉集」(桂本・金沢本・藍紙本・天治本・元暦校本)の一つで、最古の万葉集。料紙は斐紙の色紙。

●桂宮旧蔵万葉集切(かつらのみやきゅうぞうまんようしゅうぎれ) → 「桂本万葉集」 参照。

●仮名観音普賢経切(かなかんのんふげんきょうぎれ) :伝 西行 :「観音賢経」の断簡。

●金沢切(かなざわぎれ) :伝 青蓮院尊円 :「金沢本万葉集」の欄 参照。

●金沢文庫切(かなざわぶんこぎれ) :伝 青蓮院尊円 :「金沢本万葉集」の欄 参照。

●金沢本万葉集(かなざわぼんまんようしゅう) :藤原定信 他 :金沢前田家旧蔵。料紙は大部分が白唐紙。装丁は粘葉装冊子本。御物。「金沢文庫本万葉集」。断簡は「金沢切」という。

●金沢万葉集切(かなざわまんようしゅうぎれ) → 「金沢本万葉集」の欄 参照。

●仮名法華経切(かなほけきょうぎれ) :伝 世尊寺行尹・西行 :「法華経」の断簡。

●仮名文切(かなふみぎれ) :伝 源頼朝 等 :書状の断簡。

●兼輔集切(かねすけしゅうぎれ) :伝 藤原公任 他 :「兼輔集」の断簡。

●鎌倉切(かまくらぎれ) → 「栂尾切」の欄 参照。

●鎌倉切(かまくらぎれ) :伝 後嵯峨天皇 :「古今和歌集」の断簡。

●亀山院切(かめやまいんぎれ) :伝 紀貫之 :「古今和歌集」の断簡。

●亀山切(かめやまぎれ) :伝 藤原行成 :「古今和歌集」の断簡。料紙は打曇。装丁は胡蝶装冊子本。

●亀山切(かめやまぎれ) :伝 青蓮院祐助 :仏書の断簡。

●賀茂切(かもぎれ) :伝 太秦顕昭 :「古今和歌集」の断簡。

●賀茂社歌合切(かもしゃうたあわせぎれ) :伝 寂蓮 :歌合の断簡。別名「佐野切」。

●萱津切(かやつぎれ) :伝 近衛家基 :歌巻の断簡。

●唐紙経切(からかみきょうぎれ) :伝 藤原行成 他 :「妙法蓮華経」の断簡。

●唐紙古今集切(からかみこきんしゅうぎれ) :伝 藤原公任 他 :「古今和歌集」の断簡。

●唐紙朗詠集切(からかみろうえいしゅうぎれ) :伝 藤原公任 :「和漢朗詠集」の断簡。

●烏丸切(からすまるぎれ) :伝 藤原定頼 他 :「後撰和歌集」の断簡。料紙は飛雲紙。装丁は胡蝶装冊子本。

●雁金切(かりがねぎれ) :伝 慶運 :「古今和歌集」の断簡。

●歌論集切(かろんしゅううぎれ) :伝 一条兼良 :

●河内切(かわちぎれ) :伝 菅原道真 :「紫紙金字金光明最勝王経」の断簡。別名「北野切」。

●願経切(がんきょうぎれ) :伝 光明皇后 :五月一日付経の断簡。

●漢詩切(かんしぎれ)

●巻子本古今集切(かんすぼんこきんしゅうぎれ) :伝 源俊頼 :「古今和歌集」の断簡。料紙は唐紙、蝋箋。

●寛平歌合切(かんぴょううたあわせぎれ) :伝 宗尊親王 :

●願文切(がんもんぎれ)


【キ】

●紀伊国切(きいこくぎれ) :伝 覚鑁 :写経の断簡。

●祇園切(ぎおんぎれ) :伝 青蓮院道円 :縁起の断簡。

●菊池切(きくちぎれ) :伝 新田義貞 :「古今和歌集」の断簡。

●木曽切(きそぎれ) :伝 園基氏 :「古今和歌集」の断簡。

●喜多切(きたぎれ) :伝 妙法院堯仁 :仏書の断簡。

●北野切(きたのぎれ) :藤原為家 :「古今和歌集」の断簡。料紙は打曇。装丁は胡蝶装冊子本。

●北野切(きたのぎれ) → 「河内切」の別称。

●北山切(きたやまぎれ) :伝 足利尊氏 :「新古今和歌集」の断簡。

●木寺切(きでらぎれ) :伝 守覚法親王 :「摩耶経」の断簡。

●絹地切(きぬじぎれ) :伝 藤原佐理 :「白氏文集」の断簡。絹地で、装丁は巻子本。

●久安切(きゅうあんぎれ) :伝 藤原俊成 :「述懐百首」の断簡。

●久海切(きゅうかいぎれ) :伝 紫式部 :「古今和歌集」の断簡。料紙は唐紙。装丁は冊子本。安田善次郎の旧蔵。

●経裏切(きょううらぎれ) :藤原公任・源俊頼 :「古今和歌集」の断簡。2葉が現存。料紙は斐紙、金銀砂子、銀泥下絵。装丁
は巻子本。

●京極関白集切(きょうごくかんぱくしゅうぎれ) :伝 藤原行成 :「京極関白集(藤原師実家集)」の断簡。別名「藤原師実家集切」。

●経裏消息(きょううらしょうそく) :伝 藤原行成 :仮名消息の断簡。

●教訓色紙(きょうくんしきし) :伝 藤原定家 :

●清水切(きよみずぎれ) :伝 後鳥羽天皇 :「妙法蓮華経」の断簡。

●記録切(きろくぎれ) → 「補任切」の別称。

●金峰山切・金峯山切(きんぷせんぎれ) :伝 隆尊 :「大般若波羅蜜多経」の断簡。

●銀切箔唐紙切(ぎんきりはくからかみぎれ) :伝 源俊頼 :「如意宝集」の断簡。

●銀切箔朗詠集切(ぎんきりはくろうえいしゅうぎれ) :伝 藤原雅経 :「和漢朗詠集」の断簡。

●金砂子切(きんすなごぎれ) :伝 藤原行成 :「万葉集」の断簡。

●公忠集切(きんただしゅうぎれ) :伝 藤原公任 :「公忠集」の断簡。

●金泥経切(きんでいきょうぎれ) :伝 平清盛 :

●金葉集切(きんようしゅうぎれ) :伝 覚誉親王 :「金葉和歌集」の断簡。


【ク】

●九条殿切(くじょうどのぎれ) :伝 藤原良経 :「白氏文集」の断簡。

●国栖切(くずぎれ) :伝 藤原定宗 :歌集の断簡。

●久世切(くぜぎれ) :伝 伝世尊寺伊経 :「万葉集抄」の断簡。料紙は丁子吹きの紙。

●熊野切(くまのぎれ) :伝 宗尊親王 :「白氏文集」の断簡。

●熊野懐紙(くまのかいし) :後鳥羽上皇 :後鳥羽上皇の熊野行幸の際に催された法楽歌会の懐紙。和歌懐紙中の白眉であり、
最古のもの。詠者は後鳥羽院・寂蓮・藤原定家など。「三懐紙」の一つ。

●久米切(くめぎれ) :伝 後伏見天皇 :「新古今和歌集」の断簡。

●雲紙朗詠集切(くもがみろうえいしゅうぎれ) :伝 藤原行成 他 :「和漢朗詠集」の断簡。

●鞍馬切(くらまぎれ) :伝 吉備由利 :「阿毘達磨集異門定論」の断簡。

●黒谷切(くろたにぎれ) :伝 源俊房 :「善財童子絵詞」の断簡。



【ケ】

●慶賀文(けいがのふみ) :藤原定家 :消息文。大名物。定家の歌切や消息は、武野紹鴎が定家の「詠歌大概」によって開悟したことから、特に重んじられる。

●慶順切(けいじゅんぎれ) :伝 教弁 :「大方広仏説華厳経」の断簡。

●外典切(げてんぎれ) :伝 円珍 :

●源氏絵詞切(げんじえことばぎれ) :伝 一遍 :「源氏物語」の断簡。

●源氏物語切(げんじものがたりぎれ) :伝 世尊寺行能 他 :「源氏物語」の断簡。

●玄中切(げんちゅうぎれ) :伝 一条内経 :「一条内経夏日詠百首応製和歌巻」の断簡。

●建仁寺切(けんにんじぎれ) :伝 太秦顕昭 :「源氏物語」の断簡。

●建保切(けんぽぎれ) :伝 賢弁 :仏書の断簡。

●元暦校本万葉集切(げんリゃくこうほんまんようしゅうぎれ) :伝 藤原行成・藤原公任 他 :「万葉集」の断簡。料紙は飛雲紙。装丁は粘葉装冊子本。


【コ】

●鯉の下絵切(こいのしたえぎれ) → 「秋田切」の別称。

●香具屋切(こうぐやぎれ) :伝 後醍醐天皇 :「拾遺和歌集」の断簡。

●高山切(こうざんぎれ) :伝 文覚 :「仏説観普賢菩薩行法経」の断簡。

●香紙切(こうじぎれ) :伝 小大君 他 :「麗花集」の断簡。料紙は香紙。装丁は粘葉装冊子本。

●光泉寺切(こうせんじぎれ) :伝 北条時頼 :「白氏文集」の断簡。

●高台寺切(こうだいじぎれ) :伝 二条為忠 :「続後撰和歌集」の断簡。

●興福寺切(こうふくじぎれ) :伝 藤原良経 :「白氏文集」の断簡。料紙は斐紙。装丁は巻子本。

●高野切(こうやぎれ) :伝 紀貫之 :「古今和歌集」の断簡。「古今集」の現存最古の写本。仮名書の名品。三体の書風で書かれる。料紙は斐紙、雲母砂子。装丁は巻子本。

●後京極様切(ごきょうごくようぎれ) :伝 藤原為家 :「万葉集」の断簡。

●古今集切(こきんしゅうぎれ) :藤原公任・源俊頼・藤原行成・藤原定頼・源頼政・俊寛 等。

●古今集註切(こきんしゅうちゅうぎれ) :伝 高階重経 :古今集注釈書の断簡。

●古今注切(こきんちゅうぎれ) :伝 甘露寺資経 :古今集注釈書の断簡。

●古今六帖切(こきんろくじようぎれ) → 「古今和歌六帖切」の別称。

●古今和歌六帖切(こきんわかろくじようぎれ) :伝 藤原行成 :「古今和歌六帖」の断簡。料紙は唐紙。装丁は胡蝶装冊子本。別名「古今六帖切」。

●久我切(こがぎれ) :伝 近衛道嗣 :「新古今和歌集」の断簡。

●五色紙経切(ごしきがみきょうぎれ) :伝 後白河天皇 :「仏説観無量寿経」の断簡。

●小色紙(こじきし) :紀貫之・藤原公任・西行・寂蓮・藤原定家 等。 :西行筆のものは「俊忠集」の断簡。元は冊子本。

●小島切(こじまぎれ) :伝 小野道風 他 :「斎宮女御集(徽子女王家集)」の断簡。料紙は飛雲紙。装丁は粘葉装冊子本。

●五社切(ごしゃぎれ) :伝 藤原俊成 :俊成が文治6年 五社に奉納したそれぞれ百首の断簡。そのうち住吉社奉納のものを「住吉切」という。

●後拾遺集切(ごしゅういしゅうぎれ) :伝 源俊頼 他 :「後拾遺和歌集」の断簡。料紙は継紙。装丁は粘葉装冊子本。

●後拾遺抄切(ごしゅういしょうぎれ) :伝 源俊頼 :「後拾遺抄」の断簡。

●五首切(ごしゅぎれ) :西行 :「右大臣家百首」の断簡。一題につき五首の歌が書写されていることに由来。料紙は楮紙。装丁は巻子本。

●五条切(ごじょうぎれ) :二条為世 :「続千載和歌集」の断簡。

●小聖武(こじょうむ) :伝 聖武天皇 :「賢愚経」の断簡。

●後撰集切(ごせんしゅうぎれ) :伝 二条為忠 他 :「後撰和歌集」の断簡。

●後鳥羽院本三十六歌仙絵(ごとぱいんぼんさんじゅうろっかせんえ) :伝 後鳥羽院 :絵、書ともに伝 後鳥羽院展筆。巻子本を分断したもの。十五歌仙絵が現存。

●粉河切(こなかわぎれ) :伝 世尊寺定実 :「弘法大師絵詞」の断簡。

●近衛朗詠集切(このえろうえいしゅうぎれ) :伝 藤原行成 :「和漢朗詠集」の断簡。

●近衛殿切(このえでんぎれ) :伝 藤原忠通 :漢詩の断簡。

●御文庫切(ごぶんこぎれ) :伝 藤原家良 :「家良百首和歌」の断簡。

●胡粉地切(ごふんじぎれ) :伝 寂蓮 :「後撰和歌集」の断簡。料紙は胡粉引の紙。装丁は胡蝶装冊子本。

●小堀切(こぼりぎれ) :伝 源道済 :「朝忠集」の断簡。小堀遠州の旧蔵。料紙は斐紙。装丁は粘葉装冊子本。

●小堀切(こぼりぎれ) → 「針切(伝 源道済)」の別称。

●小松切(こまつぎれ) :伝 坊門局 :「拾遺抄」の断簡。料紙は楮紙。装丁は冊子本。

●紙撚切(こよりぎれ) :伝 藤原佐理 :「道済集」の断簡。料紙は打曇、飛雲紙、色紙、金銀砂子。装丁は胡蝶装冊子本。

●惟成集切(これないしゅうぎれ) :伝 坊門局 :「藤原惟成集」の断簡。

●五輪塔切(ごりんとうぎれ) → 「奈良切」の別称。

●金剛院切(こんごういんぎれ) :伝 亀山天皇 :歌集の断簡。

●金剛般若経開題(こんごうはんにゃきょうかいだい) :空海 :巻子本の断簡。

●紺紙金字経切(こんしきんじきょうぎれ) :伝 小野道風 :

●紺紙金字宝塔経切(こんしきんじほうとうきょうぎれ) :伝 藤原定信 :「法華経」の断簡。


【サ】

●西大寺切(さいだいじぎれ) :伝 源兼行 :「上宮聖徳法王帝説」の断簡。

●西塔切(さいとうぎれ) :伝 円仁 :「注維摩詰経」の断簡。

●催馬楽切(さいばらぎれ) → 「催馬楽譜」の欄 参照。

●催馬楽譜(さいぱらふ) :宗尊親王 :催馬楽の断簡。料紙は飛雲紙。装丁は胡蝶装冊子本。

●佐伯切(さえきぎれ) :伝 藤原秀能 :「古今和歌集」の断簡。

●堺色紙(さかいじきし) :伝 藤原公任 :「古今和歌集」の断簡。料紙は薄藍斐紙、銀泥下絵。装丁は巻子本。

●嵯峨切(さがぎれ) :伝 道昌 :「四分律行事鈔資持記」の断簡。

●坂戸切(さかとぎれ) :伝 源信 :仏書の断簡。

●相模切(さがみぎれ) :伝 冷泉為相 :「拾遺和歌集」の断簡。

●坂本切(さかもとぎれ) :伝 後二条天皇 :「新古今和歌集」の断簡。

●桜井切(さくらいぎれ) :伝 後宇多天皇 :歌集の断簡。

●佐々木切(ささきぎれ) :伝 花山院師賢 :「二八要抄」の断簡。

●佐介切(さすけぎれ) :伝 藤原定成 :「春日表白」の断簡。

●定家卿百番自歌合切(さだいえきょうひゃくばんじかあわせぎれ) → 「箔切」の欄 参照。

●佐竹本三十六歌仙絵(さたけぼんさんじゅうろっかせんえ) :伝 藤原良経、伝藤原信実(絵) :歌仙絵の断簡。鎌倉時代中期。上下二巻。歌仙図に氏名、略伝、秀歌を添える。三十六歌仙中の躬恒、貫之の図は狩野探幽の後補。大正8年に分断、諸家に分蔵。歌仙絵中の白眉。料紙は斐紙・着彩。

●讃岐切(さぬきぎれ) :伝 菅原道真 :「合部金光明経」の断簡。

●佐野切(さのぎれ) → 「賀茂社歌合切」の別称。

●佐保切(さほぎれ) :伝 宗峰妙超 :「老子道徳経河上公章句」の断簡。

●座右銘切(ざゆうのめいぎれ) :伝 空海 :「崔子玉座右銘」の断簡。別名「大和切」。

●猿丸集切(さるまるしゅうぎれ) :伝 藤原行成 :料紙は打曇、薄青楮紙。装丁は胡蝶装冊子本。

●佐和山切(さわやまぎれ) :伝 二条為雄 :「古今和歌集」の断簡。

●参賀切(さんがぎれ) :伝 烏丸資任 :「詞花和歌集」の断簡。

●三首切(さんしゅぎれ) :伝 藤原定家 :歌集の断簡。

●三条切(さんじょうぎれ) :伝 世尊寺行能 :「和漢朗詠集」の断簡。

●山上切(さんじょうぎれ) :伝 良源 :「妙法蓮華経」の断簡。

●三体白氏詩巻(さんたいはくししかん) :小野道風 :「白氏文集」の断簡。料紙は楮紙。装丁は巻子本。

●三宝院切(さんぽういんぎれ) :伝 聖宝 :「魚山声明」の断簡。

●三宝切(さんぽうぎれ) :伝 新田義貞 :「続後拾遺和歌集」の断簡。

●山門切(さんもんぎれ) :伝 小野篁 :「広弘明集」の断簡。


【シ】

●詩歌切(しいかぎれ) :伝 藤原行経 :屏風の色紙形に漢詩と和歌を並べて書く。料紙は薄藍紙、装丁は巻子本。

●志賀切(しがぎれ) :伝 後伏見天皇 :写経の断簡。

●詞花集切(しかしゅうぎれ) :伝 寂蓮 他 :「詞花和歌集」の断簡。料紙は楮紙。装丁は胡蝶装冊子本。

●自家集切(じかしゅうぎれ) :伝 紀貫之 :紀貫之家集の断簡。料紙は楮紙。装丁は巻子本。

●式切(しきぎれ) :伝 菅原道真 :仏書の断簡。

●色紙形切(しきしがたぎれ) :伝 寂然 :自家集の断簡。

●詩書切(ししょぎれ)

●時代不同歌合(じだいふどううたあわせ) :伝 藤原為家 :柿本人麻呂 以下 「古今集」「後撰集」「拾遺集」の歌人 50人を左方、源経基 以下 「後拾遺集」「金葉集」「詞花集」「千載集」「新古今集」の歌人 50人を右方として作られた歌合。歌人図の上方に歌を書く。

●下絵歌集切(したえかしゅうぎれ)

●下絵拾遺抄切(したえしゅういしょうぎれ) :伝 源俊頼 :「拾遺抄」の断簡。料紙は斐紙、銀泥下絵。装丁は巻子本。

●下絵朗詠集切(したえろうえいしゅうぎれ) :伝 藤原公任 他 :「和漢朗詠集」の断簡。料紙は斐紙、金銀砂子、金銀泥下絵。装丁は巻子本。

●七社切(しちしゃぎれ) :伝 世尊寺行尹 :「七社奉納和歌」の断簡。

●七社切(しちしゃぎれ :伝 足利尊氏 :

●篠村切(しのむらぎれ) :伝 伏見天皇 :漢詩の断簡。

●柴田切(しばたぎれ) :伝 二条為世 :「後撰和歌集」の断簡。

●芝山切(しばやまぎれ) :伝 葉室光俊 :「左京大夫顕輔集」の断簡。

●島田切(しまだぎれ) :伝 二条為親 :「続千載和歌集」の断簡。

●持明院切(じみょういんぎれ) :伝 清水谷実秋 :「後拾遺和歌集」の断簡。

●下野切(しもつけぎれ) :伝 世尊寺行房 :「拾遺和歌集」の断簡。

●下田屋切(しもだやぎれ) :伝 兼空 :歌集の断簡。

●写経切(しゃきょうぎれ)

●拾遺集切(しゅういしゅうぎれ) :伝 世尊寺行尹 他 :「拾遺和歌集」の断簡。

●拾遺抄唐紙色紙(しゅういしょうからかみしきし) :伝 源俊頼 :「拾遺抄」の断簡。

●拾遺抄切(しゅういしょうぎれ) :伝 藤原公任 :「拾遺抄」の断簡。料紙は唐紙。装丁は胡蝶装冊子本。他に宗尊親王、源俊頼、藤原伊経のものも。

●十五番歌合切(じゅうごばんうたあわせぎれ) :伝 藤原公任 :「前十五番歌合」の断簡。料紙は唐紙、蝋箋。

●成就切(じょうじゅぎれ) :伝 藤原定家 :「薬師瑠璃光如来本願功徳経」の断簡。

●小聖武(しょうじょうむ) → 「こじょうむ」 の欄 参照。

●松花集切(しょうかしゅうぎれ) :伝 浄弁 :「松花集」の断簡。

●消息切(しょうそくぎれ) :伝 勧修寺経成・北条政子・源頼朝・源義経・円爾弁円・文覚・明恵・日蓮・八条院 等 :書状の断簡。

●紹智切(じょうちぎれ) :伝 頓阿 :「玉葉和歌集」の断簡。

●紹智切(じょうちぎれ) :伝 二条為重 :「続後撰和歌集」の断簡。

●松梅院切(しょうばいいんぎれ) :伝 邦省親王 :「聖廟法楽和歌」の断簡。

●紹巴切(しょうはぎれ) :伝 藤原定家 :「後撰和歌集」の断簡。

●勝鬘切(しょうまんぎれ) :伝 嵯峨天皇 :「勝鬘師子吼一乗大方便方広経」の断簡。

●声明切(しょうみょうぎれ) :伝 源空 :

●松籟切(しょうらいぎれ) :伝 藤原行成 :藤原顕季自歌合の断簡。料紙は唐紙。装丁は巻子本。三井松籟旧蔵。昭和26年に分割。

●昭和切(しょうわぎれ) :伝 藤原俊成 :「古今和歌集」の断簡。

●続古今集切(しょくこきんしゅうぎれ) :伝 冷泉覚源 :「続古今和歌集」の断簡。

●続後撰集切(しょくごせんしゅうぎれ) :伝 藤原為家  :「後撰和歌集」の断簡。

●続現葉集切(しょくげんようしゅうぎれ) :伝 津守国冬 :「続現葉和歌集」の断簡。

●続千載集切(しょくせんざいしゅうぎれ) :伝 二条為遠 :「続千載和歌集」の断簡。

●白河切(しらかわぎれ) :伝 西行 :「後撰和歌集」の断簡。料紙は楮紙。装丁は胡蝶装冊子本。

●志波切(しわぎれ) → 「補任切」の別称。

●神祇歌切(じんぎかぎれ) :伝 西行 :神祇歌の断簡。

●新宮切(しんぐうぎれ) :伝 六条有忠 :「和漢朗詠集」の断簡。

●真光院切(しんこういんぎれ) :伝 法守法親王 :声明の断簡。

●新古今集切(しんこきんしゅうぎれ) :伝 世尊寺伊経 等 :「新古今和歌集」の断簡。

●新千載集切(しんせんざいしゅうぎれ) :伝 素眼 :「新千載和歌集」の断簡。

●新勅撰集切(しんちょくせんしゅうぎれ) :伝 冷泉為相 他 :「新勅撰和歌集」の断簡。

●進藤切(しんどうぎれ) :伝 平忠度 :伝 「金葉和歌集」の断簡。


【ス】

●周防切(すおうぎれ) :伝 甘露寺隆長 :「続千載和歌集」の断簡。

●筋切(すじぎれ) :伝 藤原佐理 :「古今和歌集」の断簡。料紙は斐紙の色紙、飛雲紙、羅文紙、金銀砂子。装丁は粘
葉装冊子。「筋切」と同じ切で、料紙の表に銀泥の筋があるので「筋切」といい、裏は篩目(=とおし目)の文様があるので「通切」という。

●須磨色紙(すまじきし) :伝 藤原為家 :「新古今和歌集」の断簡。

●墨流切(すみながしぎれ) :伝 藤原有家 :「新古今和歌集」の断簡。料紙は墨流。装丁は胡蝶装冊子本。

●角倉切(すみのくらぎれ) :伝 藤原為家 :「古今和歌集」の断簡。

●角倉切(すみのくらぎれ) :伝 阿仏尼 :「後撰和歌集」の断簡。

●住吉切(すみよしぎれ) :伝 藤原俊成 :「五社切」のうち住吉社奉納百首歌の断簡。

●住吉歌合切(すみよしうたあわせぎれ) :伝 寂蓮 :歌合の断簡。

●寸松庵色紙(すんしようあんしきし) :伝 紀貫之 :「古今和歌集」巻7の断簡。33葉の色紙が現存。いずれも四季歌。堺南宗寺に36葉あり、それを烏丸光広が入手、うち12枚を佐久間将監が譲り受け、歌意を描いた扇面を添え画帖仕立として愛蔵。平安の「三色紙」(寸松庵色紙・継色紙・枡色紙)中の白眉。料紙は唐紙、装丁は粘葉装冊子本。


【セ】

●聖教切(せいきょうぎれ) :伝 日蓮 :「観心本尊抄」の断簡。

●関戸本古今集(せきどほんこきんしゅう) :伝 藤原行成 :「古今和歌集」の断簡。名古屋関戸家に48紙が伝来した。古今集写本として有名。料紙は斐紙の色紙。装丁は胡蝶装冊子本。

●関戸本朗詠集切(せきどほんろうえいしゅうぎれ) :伝 藤原行成 :「和漢朗詠集切」の断簡。料紙は斐紙の色紙、打曇、飛雲紙。装丁は巻子本。

●摂津切(せっつぎれ) → 「丹波切」の別称。

●千載集切(せんざいしゅうぎれ) :世尊寺経朝 :「千載和歌集」の断簡。

●浅草寺本類切(せんそうじぼんるいぎれ) :伝 小野道風 :装飾法華経の断簡。


【ソ】

●草庵集切(そうあんしゅうぎれ) :伝 頓阿 :「続草庵和歌集」の断簡。

●装飾法華経切(そうしょくほけきょうぎれ) :伝 藤原俊成 :「法華経」の断簡。

●曽丹集切(そうたんしゅうぎれ) :伝 西行 :曽根好忠の家集「曽丹集」の断簡。


【タ】

●大覚寺切(だいかくじぎれ) :伝 藤原道家 :

●醍醐切(だいごぎれ) :伝 二条家俊 :「古今和歌集」の断簡。

●大字切(だいじぎれ) :伝 源俊頼 :「和漢朗詠集」の断簡。料紙は斐紙、羅文紙。装丁は巻子本。

●大慈寺切(だいじじぎれ) :伝 源頼朝 :「山家五番歌合」の断簡。

●大字朗詠集切(だいじろうえいしゅうぎれ) :伝 藤原行成 :「和漢朗詠集」の断簡。料紙は鳥の子紙の染紙、金銀砂子、雲母。装丁は巻子本。

●大仏切(だいぶつぎれ) :伝 尭仁法親王 :「古今和歌集」の断簡。

●当麻切(たいまぎれ) :伝 中将姫 :「称讃浄土経」の断簡。装丁は巻子本。

●内裏切(だいりぎれ) :伝 藤原清輔 :「古今和歌集」の断簡。

●高尾切(たかおぎれ) :伝 近衛道経 :「西行物語」の断簡。

●多賀切(たがぎれ) :伝 藤原基俊 :「和漢朗詠集」の断簡。料紙は楮紙。装丁は巻子本。

●高倉切(たかくらぎれ) :伝 八条院 :仮名消息の断簡。

●高島切(たかしまぎれ) :伝 世尊寺行尹 :縁起の断簡。

●高田切(たかだぎれ) :伝 平忠度 :「古今和歌集」の断簡。

●高光集切(たかみつしゅうぎれ) :伝 源俊頼 :料紙は羅文紙、金銀砂子。装丁は粘葉装冊子本。

●武田切(たけだぎれ) :伝 藤原冬忠 :「千五百番歌合」の断簡。

●竹屋切(たけやぎれ) :伝 後円融天皇 他 :「源氏物語『夕霧』巻」の断簡。

●但馬切(たじまぎれ) :伝 三条実重 :縁起の断簡。

●多田切(ただぎれ) :伝 藤原有家 :「新古今和歌集」の断簡。

●多々良切(たたらぎれ) :伝 藤原忠通 :白楽天詩集の断簡。

●橘為仲集切(たちばなのためなかしゅうぎれ) :伝 西行 :「為仲集」の断簡。

●龍田切(たつたぎれ) :伝 源家長 :「和漢朗詠集」の断簡。料紙は斐紙の色絵。装丁は巻子本。

●田歌切(たのうたぎれ) :伝 寂蓮 :諸国の田植歌集本の断簡。装丁は巻子本。

●多武峰切・多武峯切(たぶほうぎれ) :伝 藤原鎌足 :「妙法蓮華経」の断簡。

●玉津切(たまつぎれ) :伝 世尊寺経朝 :「蜻蛉日記絵詞」の断簡。

●玉藻切(たまもぎれ) :伝 越部局 :「後拾遺和歌集」の断簡。

●為家本三十六歌仙絵(ためいえぼんさんじゅうろっかせんえ) :伝 藤原為家 :三十六歌仙絵の断簡。白描画歌仙絵。12歌仙が現存。装丁は巻子本。

●為氏様切(ためうじようぎれ) :伝 二条為氏 :「万葉集」の断簡。

●タハゴト切(たわごとぎれ) :伝 吉田兼好 :絵詞の断簡。

●田原切(たわらぎれ) :伝 世尊寺定成 :縁起の断簡。

●田原切(たわらぎれ) :伝 後鳥羽上皇 :「伊勢物語」の断簡。

●丹後切(たんごぎれ) :伝 尊良親王 :「和漢朗詠集」の断簡。

●丹波切(たんばぎれ) :伝 白河天皇 :写経の断簡。別名「摂津切」。


【チ】

●筑後切(ちくごぎれ) :伝 伏見天皇 :「後撰和歌集」の断簡。

●千種切(ちぐさぎれ) :伝 日野俊光 :「後拾遺和歌抄」の断簡。

●竹生島切(ちくぶしまぎれ) :伝 円珍 :仏書の断簡。

●中聖武(ちゅうじょうむ) :伝 聖武天皇 :「賢愚経」の断簡。

●蝶鳥切(ちょうとりきれ) → 「鳥下絵経切」の別称。

●蝶鳥下絵経切(ちょうとりしたえきょうきれ) → 「鳥下絵経切」の別称。

●散書朗詠集切(ちらしがきろうえいしゅうぎれ) :伝 藤原公任 :「和漢朗詠集」の断簡。


【ツ】

●継色紙(つぎしきし) :伝 小野道風 :「万葉集」「古今和歌集」の私撰集の断簡。呼称は方形の料紙2枚を継ぎ和歌1首を書写しているところから。料紙は斐紙。装丁は粘葉装冊子本。「三色紙」の一つ。

●月輪色紙(つきのわしきし) :伝 後鳥羽天皇 :「拾遺和歌集の断簡。

●月輪切(つきのわぎれ) :伝 西行 :西行の「宮河歌合」の断簡。料紙は楮紙。装丁は巻子本。別名「御裳濯川切」。

●津田切(つだぎれ) :伝 藤原定頼 :「法華経」の断簡。

●壺坂切(つぼさかぎれ) :伝 叡尊 :写経の断簡。

●貫之集切(つらゆきしゅうぎれ) :伝 藤原公任 他 :紀貫之の家集の断簡。


【テ】

●手本切(てほんぎれ) :伝 尊道法親王 :

●天王寺切(てんのうじぎれ) :伝 源家長 :「聖徳太子伝」の断簡。

●天龍寺切(てんりゅうじぎれ) :伝 光明天皇 :歌集の断簡。料紙は打曇。装丁は冊子本。

●伝弘誓院教家筆切(でんぐせいいんのりいえひつぎれ) :伝 九条教家 :「万葉集」の断簡。

●天治本万葉集切(てんじぼんまんようしゅうぎれ) :伝 藤原俊忠 :「万葉集」の断簡。

●伝俊寛筆切(でんしゅんかんひつぎれ) :伝 俊寛 :「万葉集」の断簡。

●天徳歌合切(てんとくうたあわせぎれ) → 「小草切」の別称。


【ト】

●道僖切(どうきぎれ) :伝 藤原藤房 :「後撰和歌集」の断簡。

●東寺切(とうじぎれ) :空海 :仏書の断簡。

●道正庵切(どうしょうあんぎれ) :道元 :「対大己五夏闍梨法」(永平道元禅師清規)の断簡。料紙は斐紙。装丁は冊子本。

●東大寺切(とうだいじぎれ) :源俊頼 :「三宝絵詞」の断簡。料紙は唐紙。装丁は胡蝶装冊子本。

●東大寺切(とうだいじぎれ) :伝 源兼行 :「天寿国繍帳銘文」の断簡。別名「巻物切」。

●道也切(どうやぎれ) :伝 二条為重 :「新古今和歌集」の断簡。

●通切(とおしぎれ) :伝 藤原佐理 :「古今和歌集」の断簡。「筋切」と同じ切で、料紙の表には銀泥の筋があるので これを「筋切」といい、裏面は篩目(=とおし目)の文様があるので「通切」という。

●戸隠切(とがくしぎれ) :伝 聖徳太子 :「法華経」の断簡。戸隠権現所蔵。一行に八基の宝塔を雲母で摺り、その塔心に経文を一宇ずつ書写。料紙は薄墨色の紙。別名「宝塔切」。

●栂尾切(とがのおぎれ) :伝 源順 :「桂本万葉集」巻4の断簡。料紙は色鳥の子紙、金銀泥下絵。「桂本万葉集」の断簡を「栂尾切(伝 源順)」・「鎌倉切(伝 宗尊親王)」という。

●栂尾類切(とがのおるいぎれ) → 「栂尾切」の欄 参照。

●常盤切(ときわぎれ) :伝 後深草天皇 :書状の断簡。

●土佐切(とさぎれ) :伝 鴨長明 :「古今和歌集」の断簡。

●鳥羽切(とばぎれ) :藤原俊成 :「妙法蓮華経」の断簡。

●鳥下絵経切(とりしたえきょうぎれ) :伝 光明皇后 :「法華経」の断簡。料紙は鳥の子紙、丁子吹紙、金銀泥下絵。蝶、小禽、草花文があり、別名「蝶鳥切」「蝶鳥下絵経切」。古来「大聖武」とともに手鑑の冒頭を飾る。

●鳥名五首切(とりのなごしゅぎれ) :伝西行 :鳥の名前を詠み込んだ歌5首を書写した断簡。


【ナ】

●内侍切(ないじぎれ) :伝 藤原良経 :「和漢朗詠集」の断簡。料紙は打曇、金銀切箔。

●長柄切(ながえぎれ) :伝 二条為兼 :「玉葉和歌集」の断簡。

●長尾切(ながおぎれ) :伝 津守国夏 :「続後撰和歌集」の断簡。

●中色紙(なかじきし) :伝 藤原公任 等 :

●中務集切(なかつかさしゅうぎれ) :伝 藤原公任 :「中務集」の断簡。料紙は斐紙の色紙、打曇、飛雲紙、白紙、金銀砂子。

●長門切(ながとぎれ) :伝 世尊寺行俊 :「平家物語」の断簡。

●中井切(なかのいぎれ) :伝 甘露寺資経 :「堀河院百首」の断簡。別名「堀河院百首切」。

●中院切(なかのいんぎれ) :伝 藤原家隆 :「千載和歌集」の断簡。料紙は楮紙。装丁は冊子本。

●中院切(なかのいんぎれ) :伝 源実朝 :「後拾遺和歌集」の断簡。料紙は飛雲紙、金銀砂子。装丁は粘葉装冊子本。

●中山切(なかやまぎれ) :伝九条兼実 :「古今和歌集」の断簡。料紙は斐紙、雲母、金銀砂子、切箔。

●流名号切(ながれみょうごうぎれ) :伝 法然 :

●難波切(なにわぎれ) :伝 源順 他 :「元暦校本万葉集」巻14の断簡。

●那智切(なちぎれ) :伝 世尊寺経伊 :「因明入正理論疏」の断簡。

●奈良懐紙(ならがいし) → 「春日懐紙」の欄 参照。

●奈良切(ならぎれ) :伝 俊乗坊重源 :別名「五輪塔切」。写経の断簡。

●業兼本三十六歌仙絵(なりかねぼんさんじゅうろっかせんえ) :伝 藤原信実(絵)・伝 平業兼(詞) :鎌倉時代末期の歌仙絵流行を反映。江戸時代中期に分断。現存10幅。装丁は巻子本。

●業平集切(なりひらしゅうぎれ) :伝 藤原公任 他 :「業平集」の断簡。料紙は打曇、白紙。装丁は冊子本。

●南院切(なんいんぎれ) :伝 空海 :「新撰類林抄」の断簡。

●南坊切(なんぼうぎれ) :伝 行尊 :仏書の断簡。


【ニ】

●二月堂焼切(にがつどうやきぎれ) :伝 菅原道真:「大方広仏説華厳経」の断簡。

●西京切(にしのきょうぎれ) :伝 三条公忠 :「千載和歌集」の断簡。

●西宮切(にしのみやぎれ) :伝 二条為道 :歌集の断簡。

●西山切(にしやまぎれ) :伝 南家高倉清範 :「新古今和歌集」の断簡。

●二首懐紙(にしゅかいし)

●二条切(にじょうぎれ) :伝 藤原俊忠 :「類聚歌合」の断簡。料紙は仙花紙。装丁は巻子本。

●二条殿切(にじょうどのぎれ) :伝 御子左俊忠 :「平定文家歌合」の断簡。

●如意宝集切(にょいほうしゅうぎれ) :伝 宗尊親王 :「古今和歌集」の私撰集の断簡。

●仁和寺切(にんなじぎれ) :伝 御子左忠家 :「天治本万葉集」の断簡。料紙は仙花紙。装丁は巻子本。


【ノ】

●能勢切(のせぎれ) :伝 青蓮院尊円 :「古今和歌集」の断簡。

●能登切(のとぎれ) :伝 熊谷直実 :仏書の断簡。

●野宮切(ののみやぎれ) :伝 西園寺実兼 :「西園寺実兼百首和歌巻」の断簡。

●野間切(のまぎれ) :伝 貞慶 :仏書の断簡。


【ハ】

●萩原切(はぎわらぎれ) :伝 花園天皇 :書状の断簡。

●箔切(はくぎれ) :二条為家 :「金葉和歌集」の断簡。料紙は鳥の子紙、金銀砂子、切箔。

●箔切(はくぎれ) :二条為家 :「定家卿百番自歌合」の断簡。別名「定家卿百番自歌合切」。

●博田切(はくたぎれ) :伝 明恵 :仏典の断簡。

●白氏文集切(はくしもんじゅうぎれ) :伝 藤原行成・菅原道真 :「白氏文集」の断簡。

●長谷切(はせぎれ) :伝 飛鳥井雅経 :「和漢朗詠集」の断簡。料紙は斐紙。装丁は巻子本。

●波多切(はたぎれ) :伝 花山天皇 :書状の断簡。

●畠山切(はたけやまぎれ) :伝 二条良基 :和漢詩歌集の断簡。

●端白切(はたじろぎれ) :伝 大弐三位 :「大弐三位集」の断簡。料紙は唐紙。装丁は冊子本。

●初瀬切(はつせぎれ) :伝 源兼行 :仏書の断簡。

●八田切(はったぎれ) :伝 里村紹巴 :「万葉集」の断簡。

●馬場切(ばばぎれ) :伝 松殿忠嗣 :「新古今和歌集」の断簡。

●浜名切(はまなぎれ) :伝 二条為教 :「古今和歌集」の断簡。

●葉室切(はむろぎれ) :伝 後光厳天皇 :「新古今和歌集」の断簡。

●針切(はりぎれ) :藤原行成 :「源重之の子の僧の集」「相模集」の断簡。料紙は斐紙。

●針切(はりぎれ) :伝 源道済 :「源重之の子の僧の集」の断簡。別名「小堀切」。

●播磨切(はりまぎれ) :伝 護良親王 :書状の断簡。

●針屋切(はりやぎれ) :伝 西行 :「右大臣家百首」の断簡。


【ヒ】

●肥後切(ひごぎれ) :伝 越部局・坊門局 :「後拾遺和歌集」の断簡。

●久松切(ひさまつぎれ) :伝 藤原行成 :「和漢朗詠集」の断簡。

●肥前切(ひぜんぎれ) :伝 二条為藤 :「新古今和歌集」の断簡。

●飛騨切(ひだぎれ) :伝 覚明 :写経の断簡。

●備中切(びちゅうぎれ) :伝 九条道家 :「新古今和歌集」の断簡。

●日野切(ひのぎれ) :藤原俊成 :「千載和歌集」の断簡。料紙は斐紙。装丁は冊子本。

●姫路切(ひめじぎれ) :伝 藤原為家 :「源氏狭衣歌合 (百番歌合)」断簡。料紙は斐紙、金銀砂子、切箔。装丁は冊子本。

●日向切(ひゅうがぎれ) :伝 宗尊親王 :「古今和歌集」の断簡。

●兵庫切(ひょうごぎれ) :頓阿 :「続草庵集」の断簡。

●兵庫切(ひょうごぎれ) :後光厳天皇

●平等院切(びょうどういんぎれ) :伝 源頼政 :「和漢朗詠集」の断簡。料紙は打曇。装丁は巻子本。

●屏風詩歌切(びょうぶしいかぎれ) :藤原行成 :

●平野切(ひらのぎれ) :伝 冷泉定為 :「続千載和歌集」の断簡。

●広沢切(ひろさわぎれ) :伏見天皇 :伏見天皇御製集の断簡。

●広沢切(ひろさわぎれ) :伝 後伏見天皇 :歌集の断簡。


【フ】

●風葉集切(ふうようしゅうぎれ) :伝 後伏見天皇 :「風葉和歌集」の断簡。

●深草切(ふかくさぎれ) :伝 泉涌寺俊芿 :「妙法蓮華経」の断簡。

●藤井切(ふじいぎれ) :伝 世尊寺行能 :「和漢朗詠集」の断簡。

●藤崎切(ふじさきぎれ) :伝 綾小路信有 :物語の断簡。

●藤沢切(ふじさわぎれ) :伝 一遍 :縁起の断簡。

●藤谷切(ふじたにぎれ) :伝 藤原定家 :「御斎会竟日次第」の断簡。

●藤波切(ふじなみぎれ) :伝 後二条天皇 :「八雲御抄」の断簡。

●伏見切(ふしみぎれ) :伝 恒明親王 :「源氏物語『賢木』」の断簡。

●藤原道長集切(ふじわらのみちながしゅうぎれ) → 別称「御堂関白集切」。

●藤原師実家集切(ふじわらのもろざねかしゅうぎれ) → 別称「京極関白集切」。

●豊前切(ぶぜんぎれ) :伝 二条為右 :「新古今和歌集」の断簡。

●仏光寺切(ぶっこうじぎれ) :伝 堯孝 :「新続古今和歌集」の断簡。

●仏書切(ぶっしょぎれ)

●仏典切(ぶってんぎれ)

●補任切(ぶにんぎれ) :伝 藤原俊成 :「公卿補任」の断簡。別名「記録切」「志波切」。

●文切(ふみぎれ)

●豊後切(ぶんごぎれ) :伝 崇光天皇 :「古今和歌集」の断簡。


【ホ】

●伯耆切(ほうきぎれ) :伝 玄恵 :「古文尚書孔氏伝」の断簡。

●宝塔切(ほうとうぎれ) → 「戸隠切」の別称。

●坊門切(ぼうもんぎれ) :伝 久我通具 :「千載和歌集」の断簡。

●蓬莱切(ほうらいぎれ) :伝 藤原行成 :「拾遺和歌集」「拾遺抄」「後撰和歌集」の賀歌の断簡。平戸松浦家旧蔵。呼称は同家の庭園にちなむ。料紙は打曇・雲母砂子。

●法輪寺切(ほうりんじぎれ) :伝 藤原行成 :「和漢朗詠集」の断簡。料紙は薄藍紙に羅文の飛雲のある飛雲紙、雲母砂子。装丁は巻子本。

●法華経切(ほけきょうぎれ) :伝 藤原俊成 他 :料紙は斐紙、金銀砂子、切箔。装丁は巻子本。

●星切(ほしぎれ) :伝 住蓮坊 :「父子相迎」の断簡。

●戊辰切(ぼしんぎれ) :伝 藤原定信 他 :「和漢朗詠集」の断簡。呼称は昭和3年(戊辰の年)に分割されたことに由来。料紙は雲母引きをした楮紙、金銀砂子、切箔。装丁は巻子本。

●細川切(ほそかわぎれ) :伝 四辻宮善成 :「河海抄」の断簡。

●菩提院切(ぼだいいんぎれ) :伝 法守法親王 :和讃の断簡。

●法勝寺切(ほっしょうじぎれ) :伝 後白河天皇 :「大方広仏説華厳経」の断簡。

●郭公切・杜鵑切・時鳥切(ほととぎすぎれ) :伝 西行 :「五首切」のうち郭公歌を書写した断簡。

●堀河院百首切(ほりかわいんひゃくしゅぎれ) → 「中井切」の別称。

●堀川切・堀河切(ほりかわぎれ) :伝 三条実房 :書状の断簡。

●堀川切・堀河切(ほりかわぎれ) :伝 伏見天皇 :「古今和歌集」の断簡。

●本阿弥切(ほんあみぎれ) :伝 小野道風 :「古今和歌集」の断簡。呼称は本阿弥光悦所蔵に由来。料紙は布目打ちのある唐紙。装丁は巻子本。

●本朝文粋切(ほんちょうもんずいぎれ) :伝 二条為兼 :「本朝文粋」の断簡。

●本能寺切(ほんのうじぎれ) :後鳥羽院 他 :「千五百番歌合」の断簡。呼称は本能寺所蔵に由来。


【マ】

●槙尾切(まきのおぎれ) :伝 仁和寺法守 :和讃の断簡。

●巻物切(まきものぎれ) :伝 青蓮院尊円 :「小野道風請状写」の断簡。

●巻物切(まきものぎれ) :伝 世尊寺行尹 :「妙法蓮華経」の断簡。

●巻物切(まきものぎれ) :伝 後円融天皇・後小松天皇 :「新古今和歌集」の断簡。

●巻物切(まきものぎれ) :伝 青蓮院尊道 :書状の断簡。

●巻物切(まきものぎれ) :伝 虎関師錬 :漢詩文の断簡。

●巻物切(まきものぎれ) :伝 慶雲 :歌集の断簡

●巻物切(まきものぎれ) → 「東大寺切」の別称。

●桝色紙・升色紙(ますじきし) :伝 藤原行成 :「深養父集」の断簡。呼称は料紙が枡形であることに由来。料紙は白紙、打曇、薄藍色紙、雲母砂子。装丁は冊子本。「三色紙」の一つ。

●桝底切・升底切(ますぞこぎれ) :伝 壬生家隆 :「金葉和歌集」の断簡。料紙は斐紙。装丁は冊子本。

●益田朗詠集切(ますだろうえいしゅうぎれ) :伝 藤原公任 :「和漢朗詠集」の断簡。呼称は益田鈍翁所蔵に由来。料紙は唐紙、蝋箋、飛雲紙など多様。装丁は巻子本。

●松尾切(まつおぎれ) :伝 花山院師賢 :「源氏物語歌集」の断簡。

●松風切(まつかぜぎれ) :伝 二条為世 :「古今和歌集」の断簡。料紙は斐紙。装丁は冊子本。

●松木切(まつきぎれ) :伝 後宇多天皇 :歌集の断簡。

●松崎切(まつざきぎれ) :伝 平行盛 :「後拾遺和歌集」の断簡。

●松本切(まつもとぎれ) :伝 寂念 :「後拾遺和歌集」の断簡。

●間宮切(まみやぎれ) :伝 園基氏 :「続古今和歌集」の断簡。

●豆色紙(まめじきし) :伝 藤原良経 他 :「拾遺和歌集」の断簡。料紙は墨流。装丁は冊子本。

●円山切(まるやまぎれ) :伝 藤原良経 :「新古今和歌集」の断簡。料紙は楮紙。装丁は冊子本。

●丸山切(まるやまぎれ) :伝 慈円 :「新古今和歌集」の断簡。

●万葉集切(まんようしゅうぎれ) :伝 寂蓮 他 :「万葉集」の断簡。


【ミ】

●御形宣旨集切(みあれのせんじしゅうぎれ) :伝 源俊頼 :「御形宣旨集」の断簡。

●三井寺切(みいでらぎれ) :伝 源頼政 :「源三位頼政集」の断簡。料紙は漉返。装丁は袋綴の大和綴。

●三井寺切(みいでらぎれ) :伝 円珍 :仏書の断簡。

●三浦色紙(みうらしきし) :伝 夢窓疎石 :詩色紙。

●参河切(みかわぎれ) :伝 烏丸資任 :「詞花和歌集」の断簡。

●水谷切(みずたにぎれ) :伝 俊寛 :「後撰和歌集」の断簡。

●弥陀名義抄切(みだみょうぎしょうぎれ) :伝 久我通親 :「弥陀名義抄」の断簡。

●道済集切(みちなりしゅうぎれ) :伝 藤原忠家 :「道成集」の断簡。

●御堂関白集切(みどうかんぱくしゅうぎれ) :伝 源俊頼 :別名「藤原道長集切」。

●水無瀬切(みなせぎれ) :伝 後鳥羽上皇 :「新古今和歌集」の断簡。料紙は斐紙。装丁は冊子本。

●壬生切(みぶぎれ) :伝 覚猷(鳥羽僧正) :仏書の断簡。

●三室切(みむろぎれ) :伝 新田義貞 :「続後拾遺和歌集」の断簡。

●御裳濯川切(みもすそがわぎれ) → 「月輪切」の別称。

●三宅切(みやけぎれ) :伝 藤原秀能 :「新勅撰和歌集」の断簡。

●妙満寺切(みょうまんじぎれ) :伝 徽安門院・儀子内親王 等 :「妙法蓮華経」の断簡。

●妙満寺切(みょうまんじぎれ) :伝 近衛家基 :

●三好切(みよしぎれ) :伝 冷泉為秀 :「続古今和歌集」の断簡。

●三善切(みよしぎれ) :伝 洞院公賢 :「千載和歌集」の断簡。

●三輪切(みわぎれ) :伝 俊寛 :「古今和歌集」の断簡。

●民部切(みんぶぎれ) :伝 源俊頼 :「古今和歌集」の断簡。料紙は唐紙。装丁は冊子本。

●民部類切(みんぶるいぎれ) → 「民部切」の欄 参照。


【ム】

●虫喰切(むしくいぎれ) :伝 吉備由利・吉備真備 :写経の断簡。

●村井切(むらいぎれ) :伝 綾小路有頼 :漢文の断簡。

●村雲切(むらくもぎれ) :寂然 :「貫之集」の断簡。料紙は斐紙、金銀切箔。装丁は胡蝶装冊子本。寂然(藤原頼業)は、兄 寂超(藤原為経)寂念(藤原為業)とともに「大原三寂」と呼ばれ、ゆえに別名「大原切」とも。

●紫切(むらさきぎれ) :伝 菅原道真 :「紫紙金字金光明最勝王経」の断簡。

●室町切(むろまちぎれ) :伝 藤原行成 他 :「西本願寺本三十六人集」の「人麻呂集」の断簡。料紙は飛婁紙、金銀砂子、銀
泥下絵。装丁は粘葉装冊子本。

●無量義経切(むりょうぎきょうぎれ) :伝 小野道風 :「無量義経」の断簡。


【メ】

●名家家集切(めいかかしゅうぎれ) :伝 紀貫之 :在原元方・清原深養父・坂上是則・藤原興風・藤原兼輔・源公忠の家集の断簡。料紙は飛璽紙、装丁は胡蝶装冊子本。別名「名家集切」。

●名家集切(めいかしゅうぎれ) → 「名家家集切」の別称。

●明月記切(めいげつきぎれ) :藤原定家 :「明月記」の断簡。料紙は楮紙、斐紙。装丁は巻子本。


【モ】

●目録切(もくろくぎれ) :伝 法性寺為継 :「万葉集」の断簡。

●師実集切(もろざねしゅうぎれ) :伝 源俊頼 :「師実集」の断簡。


【ヤ】

●八尾切(やおぎれ) :伝 親鸞 :仏書の断簡。

●焼切(やきぎれ) :伝 最澄 :「大般若波羅蜜多経」の断簡。

●八雲御抄切(やくもみしょうぎれ) :伝 太秦顕昭 :「八雲抄」の断簡。

●八坂切(やさかぎれ) :伝 甘露寺光経 :「新古今和歌集」の断簡。

●八島切(やしまぎれ) :伝 二条為遠 :「古今和歌集」の断簡。

●安田切(やすだぎれ) :伝 二条為道 :「古今和歌集」の断簡。

●八瀬切(やせぎれ) :伝 四条隆博 :「続古今和歌集」の断簡。

●山城切(やましろぎれ) :伝 藤原定頼 :「和漢朗詠集」の断簡

●山田切(やまだぎれ) :伝 万里小路藤房 :「注釈六離合釈」の断簡。

●大和切(やまとぎれ) → 「大聖武」の別称。

●大和切(やまとぎれ) → 「座右銘切」の別称。

●山中切(やまなかぎれ) :伝 久我通具 :「時代不同歌合」の断簡。

●山名切(やまなぎれ) :伝 藤原基俊 :「新撰朗詠集」の断簡。料紙は斐紙、金銀切箔、銀泥下絵。巻子本。

●山井切(やまのいぎれ) :伝 九条教家 :「和漢朗詠集」の断簡。

●八幡切(やわたぎれ) :伝 小野道風 :「麗花集」の断簡。料紙は唐紙、蝋箋。装丁は粘葉装冊子本。

●八幡切(やわたぎれ) :伝 飛鳥井雅有 :「後拾遺和歌集」「千載和歌集」の断簡。料紙は打曇。装丁は胡蝶装冊子本。


【ユ】

●祐海切(ゆうかいぎれ) :伝 藤原家隆 :「新古今和歌集」の断簡。

●由良切(ゆらぎれ) :伝 忠快: 「大毘盧遮那経」の断簡。

●夢の記切(ゆめのきぎれ) :伝 明恵 :「明恵上人夢記」の断簡。


【ヨ】

●横川切(よかわぎれ) :伝 良源 :「妙法蓮華経」の断簡。

●横川切(よこかわぎれ) :「華厳経行願品」の断簡。

●吉田切(よしだぎれ) :伝 中院通方 :「新古今和歌集」の断簡。

●吉野切(よしのぎれ) :伝 醍醐天皇 :歌集の断簡。一紙に一首を散らし書きにしてある。料紙は斐紙、装丁は胡蝶装冊子本。

●四辻切(よつじぎれ) :伝 宗尊親王 :「催馬楽譜」の断簡。

●淀切(よどぎれ) :伝 世尊寺行忠 :沙門良見勧進状。

●世保切(よやすぎれ) :伝 二条為定 :「古今和歌集」の断簡。


【ラ】

●藍紙本万葉集(らんしぼんまんようしゅう) :伝 藤原公任 :「万葉集」の断簡。料紙は斐紙、銀砂子。装丁は巻子本。「五大万葉集」(桂本・金沢本・藍紙本・天治本・元暦校本)の一つで、藍色の料紙に書かれる。

●藍紙万葉集切(らんしまんようしゅうぎれ) → 「藍紙本万葉集」参照。

●藍地切(らんぢぎれ) :伝 藤原伊房 :「万葉集」の断簡。


【リ】

●龍山切(りゅうざんぎれ) :伝 源通親 :「千載和歌集」の断簡。料紙は楮紙。装丁は胡蝶装冊子。

●了佐切(りょうさぎれ) :藤原俊成 :「古今和歌集」の断簡。料紙は斐紙。装丁は胡蝶装冊子本。

●霊山切(りょうざんぎれ) :伝 一遍 :縁起の断簡。

●離洛帖(りらくじょう) :藤原佐理 :藤原佐理が正暦2年(991)赤間の泊(下関市)から都の藤原誠信にあてた消息。大名物。呼称は首行の「離洛之後云々」に由来。料紙は楮紙。


【ル】

●類切(るいぎれ)


【レ】

●冷泉切(れいぜいぎれ) :伝 二条為定 :「続後拾遺和歌集」の断簡。料紙は斐紙。装丁は冊子本。

●蓮花切(れんかぎれ) :伝 白河天皇 :「仏説観無量寿仏経」の断簡。


【ロ】

●朗詠色紙(ろうえいしきし) :伝 世尊寺伊経 :「和漢朗詠集」の断簡。

●朗詠集切(ろうえいしゅうぎれ) :伝 世尊寺伊経 他 :「和漢朗詠集」の断簡。

●朗詠抄切(ろうえいしょうぎれ) :伝 藤原公任 :「和漢朗詠集」の断簡。

●朗詠和歌抄切(ろうえいわかしょうぎれ) :伝 世尊寺伊経 :「和漢朗詠集」の断簡。

●六条切(ろくじょうぎれ) :伝 光厳天皇 :歌集の断簡。

●六波羅切(ろくはらぎれ) :伝 後白河天皇 :「無量義経」の断簡。

●六角切(ろっかくぎれ) :伝 二条為貫 :「新古今和歌集」の断簡。


【ワ】

●若狭切(わかさぎれ) :伝 清水谷実秋 :「中宮亮重家朝臣家歌合」の断簡。

●和漢朗詠集切(わかんろうえいしゅうぎれ) :藤原公任・源俊頼・寂蓮・藤原雅経・藤原家隆 等 :「和漢朗詠集」の断簡。

●和田切(わだぎれ) :伝 文観 :仏書の断簡。

【干支 《猪・亥》 の禅語1839-】 「前進如猪」
【干支 《猪・亥》 の禅語1840-】 「蝦蟇蚯蚓泥猪疥狗」
【干支 《猪・亥》 の禅語1841-】 「桑樹猪摺背 長江鴨洗頭」
【干支 《猪・亥》 の禅語1842-】 「猪頭無肉 咄々風癲 嚼味外味 吐活気禅」
【御題・勅題 《光》 の禅語1843-】 「春光五雲中」
【御題・勅題 《光》 の禅語1844-】 「春光新」
【御題・勅題 《光》 の禅語1845-】 「春光生徳沢」
【御題・勅題 《光》 の禅語1846-】 「春光生福沢」
【御題・勅題 《光》 の禅語1847-】 「春光日々新」
【御題・勅題 《光》 の禅語1848-】 「神光輝乾坤」
【御題・勅題 《光》 の禅語1849-】 「神光射斗牛」
【御題・勅題 《光》 の禅語1850-】 「神光照天地」
【御題・勅題 《光》 の禅語1851-】 「神光不昧」
【御題・勅題 《光》 の禅語1852-】 「神光偏天地」
【御題・勅題 《光》 の禅語1853-】 「神光万物生」
【御題・勅題 《光》 の禅語1854-】 「神光無私照」
【御題・勅題 《光》 の禅語1855-】 「山光澄我心」
【御題・勅題 《光》 の禅語1856-】 「山光浮我心」
【御題・勅題 《光》 の禅語1857-】 「山光無古今」
【御題・勅題 《光》 の禅語1858-】 「風光日々新」
【御題・勅題 《光》 の禅語1859-】 「花光水上浮」
【御題・勅題 《光》 の禅語1860-】 「秋光茶味清」
【御題・勅題 《光》 の禅語1861-】 「秋光澄々蟾印水」
【御題・勅題 《光》 の禅語1862-】 「寒光射斗牛」
【御題・勅題 《光》 の禅語1863-】 「湖光一望清」
【御題・勅題 《光》 の禅語1864-】 「湖光迷翡翠 草色酔蜻蜓」
【御題・勅題 《光》 の禅語1865-】 「電光裡走馬」
【御題・勅題 《光》 の禅語1866-】 「電光石火存機変」
【御題・勅題 《光》 の禅語1867-】 「光陰可惜」
【御題・勅題 《光》 の禅語1868-】 「光陰似流水」
【御題・勅題 《光》 の禅語1869-】 「光陰如箭」
【御題・勅題 《光》 の禅語1870-】 「光陰不待人」
【御題・勅題 《光》 の禅語1871-】 「光陰流如矢」
【御題・勅題 《光》 の禅語1872-】 「光陰可惜 時不待人」
【御題・勅題 《光》 の禅語1873-】 「光陰如箭時不待人」
【御題・勅題 《光》 の禅語1874-】 「光日菊花新」
【御題・勅題 《光》 の禅語1875-】 「光明無背面」
【御題・勅題 《光》 の禅語1876-】 「慶雲昌光」
【御題・勅題 《光》 の禅語1877-】 「萬物生光輝」
【御題・勅題 《光》 の禅語1878-】 「塵外年光満」
【御題・勅題 《光》 の禅語1879-】 「丹頂映旭光」
【御題・勅題 《光》 の禅語1880-】 「一雨払炎光」
【御題・勅題 《光》 の禅語1881-】 「處々圓光独露」
【御題・勅題 《光》 の禅語1882-】 「寿星光彩掛南山」
【御題・勅題 《光》 の禅語1883-】 「一段風光画不成」
【御題・勅題 《光》 の禅語1884-】 「脚跟下放大光明」
【御題・勅題 《光》 の禅語1885-】 「宝剣寒光動 梅花雪裏春」
【御題・勅題 《光》 の禅語1886-】 「瓦礫生光真金失色」
【御題・勅題 《光》 の禅語1887-】 「金鎚影動宝剣光寒」
【御題・勅題 《光》 の禅語1888-】 「心月孤円光含万象」
【御題・勅題 《光》 の禅語1889-】 「石火莫及電光罔通」
【御題・勅題 《光》 の禅語1890-】 「如撃石火似閃電光」
【御題・勅題 《光》 の禅語1891-】 「剣刃上求人電光中垂手」
【御題・勅題 《光》 の禅語1892-】 「陰陽不到処一片好風光」
【御題・勅題 《光》 の禅語1893-】 「泥彿不渡水神光照天地」
【御題・勅題 《光》 の禅語1894-】 「月沈野水光明蔵蘭吐春山古仏心」
【御題・勅題 《光》 の禅語1895-】 「山影入門推不出月光鋪地掃不尽」
【御題・勅題 《光》 の禅語1896-】 「千峰雨霽露光冷月落松根蘿屋前」

掛軸/ 掛物・茶杓の ご希望の語句・銘を、ご希望の和尚様に書いて頂けます。
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