2017年3月

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【巻頭】
《 東京国立博物館 特別展「茶の湯」について 》 三笠景子 …P1~P3


・1980年(昭和55)に東京国立博物館で開催された特別展「茶の美術」以来 37年ぶりの大展覧会。その概要。

・第1章「足利将軍家の茶湯ー唐物荘厳と唐物数寄」

・「曜変天目 稲葉天目」「油滴天目」「灰被天目」「東山御物」「君台観左右帳記」について

・第2章「侘茶の誕生-心にかなうもの」

・珠光 紹鴎、室町から安土桃山時代にかけて 数寄の目で新たに評価されだした 唐物茶入・高麗茶碗・禅林墨蹟・釜の名品

・第3章「侘茶の大成-千利休とその時代」

・利休の茶を「利休がとりあげたもの」と「利休が創造したもの」の2側面から 捉える

・利休没後の「古田織部」「織田有楽斎」「細川三斎」の茶・桃山茶陶

・第4章「古典復興」

・「小堀遠州」「松平不昧」の茶

・第5章「近代数寄者の眼」

・「藤田香雪」「益田鈍翁」「平瀬露香」「原三渓」の茶

・1980年の展覧会では取り上げられなかった 近代に照準

・畠山即翁など次代に引き継がれた 茶の湯を 我々はどのように 未来へ繋いでゆくか



【投稿】
《 佛隆寺の茶臼 》 沢村信一 …P3~P5


・空海が唐から持ち帰ったとされる茶臼について

・「素材」「磨り面」「挽き木座 および装飾」

・考察の結論として 「寺伝に沿ったかたちで江戸時代中期以降に製作寄贈されたものと考える」



【例会】
●東京例会(2016/11/19)
《 渡辺驥と明治東京の茶 》 依田徹 …P5~P6

・渡辺無物庵は岩倉具視の支持で討幕運動に貢献 維新後は大審院検事長などを歴任

・明治10年代の東京の茶席では 多くの席で正客をつとめ 盛んに講釈もしていたという

・明治19年に小堀家の道具を買い取った 品数152点 額は四千円 だったとされる

・瀬戸茶入「在中庵」など

・死の一月前に 星岡茶寮で売立をおこない 日清戦争の賠償金による好景気で 価格は高騰

・明治29年6月に67歳で鬼籍に入る


《 栄西のもたらしたもの ―袈裟と茶堂を中心に 》 岩間眞知子 …P6

・栄西の「喫茶養生記」は密教医学に基づいて書かれたとする意見があるが 茶と桑の選択には やはり「禅の普及」という真意がある


●近畿例会(2016/11/12)
《 天目釉の再現 ー禾目天目と二種類の油滴天目 》 岩田澄子・岡崎友紀・田口肇・横山直範 …P6~P7

・京都市産業技術研究所では 釉薬の再現実験を行っている

・これまで 禾目天目の斑紋は釉薬の流下紋様で 油滴天目の斑紋は酸化鉄による釉薬の発泡により生ずると説明されて来た

・本発表では文献 伝世品 発掘調査を参照の上 実験を通して 禾目天目と2種類の油滴天目の釉薬について検討した

・日本に伝世する油滴は 大阪東洋陶磁美術館の建窯系と 大徳寺龍光院の北方系がある

・「君台観左右帳記」の「土之物」に記された「曜変・油滴… …」は産地順と考えられ 胎土の色に注目して吉州窯は建窯製とは異なると認識している

・実験の結果 釉薬成分や焼成条件の違いにより生じる 2種類の油滴発生のメカニズムが考えられる

・ところで 茶の湯には「曜変」として伝世した油滴があり 「曜変天目 堺油屋浄祐所持」の箱書をもつ名物(徳川美術館蔵)の実態は 北方の油滴である。茶の湯資料に記される「曜変」は、解釈の際に注意が必要である


《 白醉庵・吉村観阿の生涯 ―苦楽と夢楽― 》 宮武慶之 …P7~P8

・江戸後期に江戸で活躍した町人数寄者 吉村観阿については いくつかのエピソードが著名である

・出家の際 重源による「法華勧進状」を東大寺に寄進したこと。八十賀に際し 原羊遊斎に依頼し「一閑桃之絵細棗」を125個製作し知友に配ったこと

・観阿は道具目利きとして著名であり 松平不昧との交流ではしばしば奇茶人として紹介されるが 果たしてそれが実体なのであろうか?

・調査により 松平不昧 新発田藩10代藩主 溝口直諒(翠濤)をはじめ多くの人物の出入りが判った

・いずれも個人蔵の 「八十賀の茶会記」 茶会当日に使用された「福禄寿」(狩野山楽:画 三宅亡羊:賛)の他 共筒茶杓「山雀」 「祥瑞鳥摘茶器」など新出の資料が確認された



【例会のご案内】
●東京例会
・平成29年4月22日(土) 午後2時〜 (会場:五島美術館)
依田徹 「貞明皇后の茶道具について」
門井睦美 「大野鈍阿にいて」

・平成29年7月22日(土) 午後2時〜 (会場:五島美術館)
内田昌太朗 「美濃窯における織部茶入の定義と評価(仮)」
三笠景子 「茶の湯」展開催の意義と今後の課題」

・平成29年9月30日(土) 午後2時〜 (会場:五島美術館)
吉良文男 「未定」
砂澤祐子 「未定」

・平成29年10月28日(土) 午後2時〜 (会場:五島美術館)
福島修 「七宝の茶道具について」
石塚修 「川上不白『利休居士石浮図銘』について」

・平成30年2月24日(土) 午後2時〜 (会場:根津美術館)
鈴木愛乃 「紀州徳川家の菓子木型について」
岩間真知子 「日本における『茶経』の受容」

●静岡例会
 未定

●東海例会
・4月22日(土) 午後2時〜4時 (会場:名古屋文化短期大学)
 岩田澄子 「平重盛伝来の箱書を持つ内金張茶碗と馬蝗絆」

・6月24日(土) 午後2時〜4時 (会場:名古屋文化短期大学)
 西田宏子 「未定」

・9月30日(土) 午後2時〜4時 (会場:名古屋文化短期大学)
高木典利 「‐土と長石の先祖は花崗岩‐ 志野・織部・黄瀬戸を科学する」

・11月25日(土) 午後2時〜4時 (会場:名古屋文化短期大学)
岡宏憲 「未定」

●近畿例会
 未定

●北陸例会
・平成29年4月15日(土) 午後二時〜(会場:鯖江市文化の館図書館会議室)
 岩原 正吉 「京都東山西行庵・宮田小文法師新出史料について」

・平成29年5月13日(土) 午後一時半〜(会場:福井県越前陶芸村)
  吉江 勝郎 「越前古窯拠点施設(仮称)建設工事現場見学」

●金沢例会
・4月9日(日) 午後1時30分〜 (会場: ITビジネスプラザ武藏 スカイプラザビル5階 研修室1)
  谷 晃 「金森宗和に付いて」

・9月10日(日) 午前9時〜 (会場: 金沢湯涌江戸村 旧山川家住宅)
 「江戸村茶会」

・3月24日(土) 午後1時30分〜 (会場:近江町交流センター)
  田中秀隆 「岡倉天心・茶の本に付いて」

●高知例会
1.「茶の湯文化学会29年度大会の研究発表をテーマとしたシンポジウム」(会場:高知県立文学館 慶雲庵茶室)
6月25日(日)10時-12時 (軽食茶事 席主 4名  12時-16時)

2.文献研究 「 野崎兎園について 」  小松聡・野崎温子 (会場:高知県立文学館 慶雲庵茶室)
  9月3日(日)10時-12時
●茶道アプリ【茶道手帳・茶道辞典】(ブラウザ版)限定の「4月のプレゼント」は、以下の5種です。

●ご応募は、アプリよりお願いいたします。

●応募状況の多寡により、(事前に予告の上)抽選日を多少前後させて頂く場合がございます。


1.織部 掛花入 (加藤景陶)

  ・写真: https://www.instagram.com/p/BSOFDd4BDst/

  ・プレゼント個数:1名さま

  ・抽選日:2017年04月18日

  ・発送日:2017年04月19日 頃

  ・販売ページ: http://seiyudo.ocnk.net/product/9565

  ※ 進呈するのは 写真(左)の「織部」です。

  ※当初、抽選日を4月21日としておりましたが、応募者多数につき、18日に早めさせて頂きます。
   何卒ご了承くださいませ。(改:2017年04月17日)


2.お稽古セット (裏千家・女性 用)

  ・写真: https://www.instagram.com/p/BSOFifjhIGH/

  ・プレゼント個数:1名さま

  ・抽選日:2017年04月21日

  ・発送日:2017年04月22日 頃

  ・販売ページ: http://seiyudo.ocnk.net/product/7709

  ※ 進呈するのは 写真(左下)の「裏千家・女性用」です。

  ※ 裂地の柄は 写真とは異なります。


3.扇子 即中斎好写 独楽繋 鱗鶴

  ・写真: https://www.instagram.com/p/BSOS-iFhu_s/

  ・プレゼント個数:1名さま

  ・抽選日:2017年04月21日

  ・発送日:2017年04月22日 頃

  ・販売ページ: http://seiyudo.ocnk.net/product/2001


4.美術館 招待券A

  ・写真: https://www.instagram.com/p/BRAmv8kB4ZS/?taken-by=seiyudo

  ・館名:兵庫陶芸美術館

  ・展名:【特別展】丹波焼と三田焼の粋を集めて-森基コレクションの名品-
       【テーマ展】かわいい やきもの わきあいあい   
      (他 常設展も入場可)

  ・会期:2017年03月04日 〜 05月28日

  ・公式サイト: http://www.mcart.jp/exhibition

  ・プレゼント個数:最大 5名さま まで

  ・抽選日:2017年04月14日 (第1回)→ ・発送日:2017年04月16日 頃

  ・抽選日:2017年04月28日 (第2回)→ ・発送日:2017年05月01日 頃

 
  ※同じチケットを 「5月のプレゼント」でも進呈する予定ですので、抽選日を過ぎた場合は
   来月 新たにご応募くださいませ。

  ※ご応募時に、希望枚数をお書きくださいませ。

  ※当選されましても、希望枚数が多い時 必ずしもご希望にそえない場合がございますが、
   その場合でも 足りない枚数分は「割引入場券」を同封させて頂きます。


5.アプリ限定 4月度 クーポン

  ・使用可能日:2017年04月01日 〜 04月30日

  ・使用可能店舗:石橋静友堂 ねっと店

  ・使用可能者:会員・未会員を問わず 誰でも使用可能

  ・クーポンの種類:「送料無料」クーポン

  ・クーポンの特徴:お買上げ額に関わらず 送料が無料となる

  ・クーポン使用限度:期間中 1度のみ

  ・クーポンコード:アプリ内「今月の贈り物」に記載

  ・クーポンとは?: http://seiyudo.ocnk.net/news-detail/59
・茶道アプリ【茶道手帳・茶道辞典】(ブラウザ版)限定の「3月のプレゼント」に

 多数のご応募を賜り、まことにありがとうございます。

・ご当選者さま は下記の通りです。

・来月も 奮ってご参加くださいますよう 何卒宜しくお願い申し上げます。


1.積應師 画賛色紙 …… 山梨県 笛吹市 S.Nさま

2.上林春松本店 抹茶 …… 大阪府 高槻市 A.Yさま

3.美術館 招待券A …… 大阪府 寝屋川市 H.Eさま / 兵庫県 神戸市 K.Yさま / 兵庫県 猪名川町 C.Nさま

4.美術館 招待券B …… 神奈川県 川崎市 F.Iさま



Q.「利休百首」とは?

A. 俗に 千利休が 茶道の精神、点前作法の心得などを、初心者にもわかりやすく憶えやすいよう 歌にまとめて、百首集めたもの…と言われ、「利休道歌」とも呼ばれる。

Q.本当に利休が詠ったの?

A.必ずしも 全て利休の作とは限らず 後世まとめられたもの…と考えられる。(別に「紹鴎百首」「利休五十首」「石州百首」などもある)

Q.102首 載っていますが、なぜ?

A.現在 流布している多くが、裏千家11代 玄々斎が「〈法護普須磨〉反故襖【ほごふすま】」と称して 点前作法の種別、道具の扱いなどを襖に細かく書き連ねた終わりに 「利休居士教諭百首詠」とまとめた100首に、更に後世 利休の作と推測の2首が加わったもの。

Q.後世の2首が知りたいのですが?

A.ここでは 百首に番号をふり その2首については●.として表した。また、読みを【 】で表し、意味は( )内に下段に記した。
  なお、上記 「法護普須磨」「利休居士教諭百首詠」については 「国立国会図書館 デジタルコレクション」で参照できる。


▲ 写真:【石橋静友堂 ねっと店】 横物画賛 茶碗ノ画 「茶の湯とは〜」  *前大徳 福本積應* 招春寺*京都船井*[7kam041021] 
 http://seiyudo.ocnk.net/product/8126

※ 利休百首の扇子は、行書・楷書・現代仮名遣い 等々 http://seiyudo.ocnk.net/product-list/23 にございます。


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1 . その道に入らんと思ふ心こそ 我身ながらの師匠なりけれ
(やってみようと思う気持ちが最も大事で その自分の気持ちこそが 最後まで寄り添う師匠なのです)

2 . ならひつゝ見てこそ習へ 習はずによしあしいふは愚かなりけり
(やってみもせずに 見ただけで頭の中だけで あれこれ決めつけるのは良くありません)

3 . 心ざし深き人には いくたびもあはれみ深く奥ぞ教ふる
(熱心な人は 何度も丁寧に親身になって 教えてもらえるでしょう)

4 . はぢをすて人に物とひ習ふべし 是ぞ上手の基【もとゐ】なりける
(恥ずかしがらずに聞き 習うことが 上達の一番の土台となります)

5 . 上手にはすきと器用と功積むと 此の三つそろふ人ぞ能【よ】く知る
(上達するには まず好きであり 要領よく かつコツコツと努力する この3つが大事です)

6 . 点前にはよわみを捨てゝたゞ強く されど風俗いやしきを去れ
(お点前は なよなよと弱々しいのも 逆に力が入りすぎて武張ったのも 拙いふるまいです)

7 . 点前には強みばかりを思ふなよ 強きは弱く軽く重かれ
(力みすぎず 軽い場面では重々しく 重い場面では重苦しくない軽やかさを 心がけましょう)

8 . 何にても道具扱ふたびごとに 取る手は軽く置く手重かれ
(どのような動作でも 物の重さを感じさせないように 取る時は流れるように 置く時はゆっくりと)

9 . 何にても置付けかへる手離れは 恋しき人に別るゝと知れ
(物を置く時は サッと離さずに 愛しい人との別れ際のような 名残惜しそうな 余韻が生じるでしょう)

10 . 点前こそ薄茶ににあれと聞くものを 麁相【そそう】になせし人はあやまり
(お点前の根本であり真髄は薄茶です 基礎を軽々しく思う人は その先の道もないでしょう)

11 . 濃茶には点前を捨てゝ一筋に 服の加減と息を散らすな
(濃茶は お点前を見事にしようと考えず まずは服加減です 下腹に力を込め ゆっくりと息を整え 練りましょう) 

12 . 濃茶には湯加減あつく 服はなほ淡【あわ】なきやうにかたまりもなく
(濃茶を練るには湯は熱めで 茶碗をよく拭き 初めの練りを充分にしましょう 二杓目の前に泡やダマがないように)

13 . とにかくに服の加減を覚ゆるは 濃茶たびたび点てゝ能【よ】く知れ
(濃茶の服加減を覚えるには 繰り返し濃茶を練る ということに尽きます)

14 . よそにては茶を汲みて後 茶杓にて茶碗のふちを心して打て
(茶杓や茶筅を茶碗に当てる際は 注意して行いましょう 特に自分の茶碗でない場合は)

15 . 中継【なかつぎ】は胴を横手にかきて取れ 茶杓は直に置くものぞかし
(中次は棗と違い 上からでなく 胴を横手に取り 茶杓を水平に上から置きましょう)

16 . 棗には蓋半月に手をかけて 茶杓は丸く置くとこそ知れ
(棗を扱う時は鷲づかみにせず 柔らかく持ち 茶杓を載せる際も棗の丸みを感じさせながら置きましょう)

17 . 薄茶入蒔絵彫もの文字あらば 順逆覚えあつかふと知れ
(絵などのデザインのある薄茶器は 蓋と身のつながりや デザインの正面を意識しながら点前し 拝見に出しましょう)

18 . 肩衝は中次とまた同じこと 底に指をばかけぬとぞ知れ
(肩衝の持ち方は中継と同じです 横からですが 底に小指を掛けてはいけません 鷲づかみも避けましょう)

19 . 文琳や茄子丸壺大海は 底に指をばかけてこそ持て
(文琳・茄子・丸壷・大海などの大きさや形のものは 肩衝と違って 底に小指を掛けた方が 美しく 安全です)

20 . 大海をあしらふ時は 大指を肩にかけるぞ習ひなりける
(大海茶入をあしらう時は 左手の親指を 必ず上に掛けましょう)

21 . 口広き茶入れの茶をば汲むと言ひ 狭き口をばすくふとぞ言う
(大海や鮟鱇などの口広の茶入からは 茶は「汲む」ような気持ちで それ以外からは「掬う」ような気持ちで) 

22 . 筒茶碗深き底よりひき上り 重ねて内へ手をやらぬもの
(茶巾で筒茶碗を拭く時は まず底を拭いてから 後で口縁を拭きましょう 清めた部分を指で汚さぬためです)

23 . 乾きたる茶巾使はば 湯をすこしこぼし残してあしらふぞよき
(万が一 茶巾が乾きすぎていると感じた際は 茶筅通しの湯を捨てる際 少し湿りを残しておくという臨機応変さを)

24 . 炭置くはたとひ習ひに背くとも 湯のよくたぎる炭は炭なり
(時には「撞木」「十文字」「縁切り」など 炭手前で悪いとされる炭のつぎ方でも よく湯が湧く炭こそが 理想の炭の置き所です) 

25 . 客になり炭つぐならば その度に薫物【たきもの】などはくべぬことなり
(亭主に所望され炭をつぐ場面がきても 客は香をくべてはいけません 室内の不浄の気を去るのは 亭主の役目です)

26 . 炭つがば 五徳はさむな十文字縁をきらすな釣合を見よ
(炭をつぐ時は様子をよく見ましょう 五徳を挟んだり 十文字に置いたり 炭と炭の縁を切ったり してはいけません)

27 . 焚【も】え残る白炭あらば 捨て置きてまた余の炭を置くものぞかし
(初炭の枝炭が燃え残っていれば そのままにして 後炭の枝炭を加えるものですよ)

28 . 炭置くも習ひばかりにかかはりて 湯のたぎらざる炭は消え炭
(慣習や習慣ばかりに固執して 湯が沸かないのは本末転倒であり 炭が無いのと同じことです)

29 . 崩れたる其の白炭をとりあげて 又焚きそへることはなきなり
(枝炭は崩れてしまっても 置き直さずに 景色としましょう)

30 . 風炉の炭見ることはなし 見ぬとても見ぬこそ猶【なお】も見る心なれ
(炉と違い 風炉では初めに炭は拝見しませんが だからこそ心で その炭の様子を感じたいものです)

31 . 客になり底取るならば いつにても囲炉裏の角を崩しつくすな
(廻り炭などで 客が炉中を触る場合は 四隅に掻き上げてある灰を崩さぬよう 注意しましょう)

32 . 客になり風炉のそのうち見る時に 灰崩れなん気づかひをせよ
(見事に整えられた灰形ほど 固すぎず 特に崩れやすいものです 風炉の拝見は静かに行いましょう)

33 . 墨蹟【ぼくせき】をかける時には たくぼくを末座の方へ大方は引け
(書などの掛物を軸釘にかける時は 巻緒【まきお】はそのままにせず 下座の方に寄せておくほうが良いでしょう)

34 . 絵の物をかける時には たくぼくを印ある方へ引きおくもよし
(画の掛物をかける時の啄木【たくぼく】は 筆者の落款のある側に 寄せておくのも良いでしょう)

35 . 絵掛物ひだり右むき向ふむき 使ふも床の勝手にぞよる
(画の掛物は 主題が右よりのもの 左よりのもの などがあるので 床の構造・配置に合わせて吟味しましょう)

36 . 掛物の釘打つならば 大輪【おおわ】より九分下げて打て釘も九分なり
(軸竹釘を打つ場所は 天井の回り縁より約27mm下です 壁から出ている釘の長さも約27mmになります)

37 . 床にまた和歌の類をばかけるなら 外に歌書をば飾らぬと知れ
(道具の取り合わせはよく考えましょう 完全に重複するものは 避けた方が賢明です)

38 . 外題【げだい】あるものを余所【よそ】にて見る時は まず外題をば見せて披【ひら】けよ
(由緒ある軸は内容と同じくらい外題に意味のあるものです 「軸飾り」点前のように 先に外題を拝見しましょう)

39 . 品じなの釜によりての名は多し 釜の総名鑵子【かんす】とぞ言ふ
(◯◯釜・××釜とたくさんの種類がある釜ですが ひっくるめると ただの鑵子=釜です)

40 . 冬の釜 囲炉裏縁より六七分高くすゑるぞ習ひなりける
(炉の釜の懸け方は その口が炉縁より 2cm程度高くなるように据えましょう)

41 . 姥口【うばぐち】は 囲炉裏ぶちより六七分低くすゑるぞ習ひなりける
(姥口釜は胴の上部に柄杓をのせることとなるので 逆に炉縁より2cm程度低く据えましょう)

42 . 置合せ心をつけて見るぞかし 袋は縫目【ぬいめ】畳目に置け
(道具の配置は注意しましょう 仕覆などは 縫い目が畳目に合うように置けば バランスが取れるでしょう)

43 . はこびだて 水指おくは横畳二つ割りにてまんなかに置け
(運び点てで水指を置く時は 畳の横幅を二つ割りにした真ん中に置きましょう)

44 . 茶入また茶筅のかねをよくも知れ 跡に残せる道具目当に
(お点前中の道具の位置は 動いていない他の道具を目印にしましょう)

45 . 水指に手桶出さば 手は横に前の蓋とりさきに重ねよ
(手桶水指は 手を横一文字にし 両手で前の蓋を取り 向こうの蓋に重ねましょう)

46 . 釣瓶こそ手は竪におけ 蓋取らば釜に近づく方と知るべし
(釣瓶水指は 手を縦にして 釜に近い方の蓋を取り 向こうの蓋に重ねましょう)

47 . 余所などへ花をおくらば その花は開きすぎしはやらぬものなり
(自宅に咲く花がきれいだから差し上げよう としても 既に咲ききっているものは いけませんよ)

48 . 小板にて濃茶を点てば 茶巾をば小板のはしに置くものぞかし
(濃茶の時 荒目板などの風炉の敷板に茶巾をのせる場合 茶巾は右前角に置きましょう)

49 . 喚鐘【かんしょう】は 大と小とに中々に大と五つの数を打つなり
(喚鐘は大・小・中・中・大と5回うちましょう)

50 . 茶入れより茶掬【すく】ふには 心得て初中後【しょちゅうご】すくへそれが秘事なり
(茶入から茶を掬う時は 3杓淡々と掬わずに 序・破・急を意識するのがコツです)

51 . 湯を汲むは柄杓に心 つきの輪のそこねぬやうに覚悟してくむ
(柄杓はデリケートなので注意をはらって 柄【え】と合【ごう】の繋ぎ目である「月の輪」を台無しにしないように)

52 . 柄杓にて湯を汲む時の習ひには 三つの心得あるものぞかし
(1.合【ごう】満杯にせず 9分目に汲む 2.水は容器の中ほどから汲み 湯は底の方から汲む 3.「油柄杓」をしない)

53 . 湯を汲みて茶碗に入るゝ其【その】時の 柄杓のねぢは肘よりぞする
(茶碗に湯を入れる時の 柄杓を持つ手は 手首だけを返すことをせず 肘から動かす)

54 . 柄杓にて白湯【さゆ】と水とを汲む時は 汲むと思はじ持つと思はじ
(何事も肘から動かすことで自然と成るが そのコツは「水を汲んでいる」「柄杓を持っている」ことに無自覚になること)

55 . 茶を振るは手先をふると思ふなよ 臂【ひじ】よりふれよそれが秘事なり
(茶筅も同様に 手先で振ろうとせず 肘から振る それが秘事)

56 . 羽箒は 風炉に右羽よ炉の時は左羽をば使ふとぞ知る
(風炉は左側 「陽」にあるので右羽根の羽箒を 炉は右側 「陰」にあるので左羽根の羽箒を それぞれ用います)

57 . 名物の茶碗出でたる茶の湯には 少し心得かはるとぞ知れ
(由緒ある茶碗が使われた場合は 常とは異なる 特別な作法が必要ですよ)

58 . 暁は数寄屋のうちも行灯【あんどん】に 夜会などには短檠【たんけい】を置け
(「陽」である暁の茶事には 覆いのある「陰」の行灯を 「陰」である夜咄【よばなし】には 炎が見える「陽」の短檠等を)

59 . ともしびに陰と陽との二つあり あかつき陰に宵は陽なり
(前首の説明 灯火に陰陽の種類があり 暁には陰の明かりを 夜には陽の明かりを)

60 . 灯火に油をつがば多くつげ 客にあかざる心得と知れ
(お客に遅くまで遠慮なくゆっくり過ごしてもらうために 灯芯は長く 油も多く入れておきましょう)

61 . いにしへは夜会などには床のうち 掛物花はなしとこそきけ
(夜咄の掛物は大字か逆に細字 花は白い花が良いでしょうが 昔 利休以前は 軸も花も用いなかったものですよ)

62 . いにしへは名物などの香合へ 直にたきもの入れぬとぞきく
(由緒ある香合には 直に香を入れず 青葉や紙を敷く方が良いでしょう)

63 . 炉のうちは 炭斗瓢【ふくべ】柄の火箸陶器香合ねり香と知れ
(炉用の道具は 瓢の炭斗 柄のついた火箸 焼物の香合 煉香ですよ)

64 . 風炉の時 炭は菜籠【なかご】にかね火箸ぬり香合に白檀をたけ
(歴史的に炉より先に成立した風炉には 菜籠【さいろう】の炭斗 金属の火箸 塗物の香合 白檀と中国由来の物を使います)

65 . 蓋置に三つ足あらば 一つ足まへに使ふと心得ておけ
(3本足の蓋置は 足の一つが自分の方に向くように 使うことを憶えておきましょう)

66 . 二畳台三畳台の水指は まづ九つ目に置くが法なり
(台目畳のお点前は 台子 長板の点前に準じます 水指は客付の畳目から九つ目くらいに置きましょう)

67 . 茶巾をば 長み布幅一尺に横は五寸のかね尺としれ
(茶巾の寸法は 長さ約30cm 幅約15cm ですよ)

68 . 帛紗をば 竪は九寸よこ巾【はば】は八寸八分曲尺【かねじゃく】にせよ
(帛紗の寸法は 縦は約27cm 横は約26cm とするのが良いでしょう)

69 . うす板は 床かまちより十七目または十八十九目に置け
(薄板は床框【とこがまち】より 17〜19目くらいの位置に置きましょう)

70 . うす板は 床の大小また花や花生によりかはるしなじな
(「真行草」と区別しますが 薄板には 矢筈板・蛤板・丸香台と 種類があり 花入や床の様子によって 使い分けますよ)

71 . 花入の折釘打つは 地敷居より三尺三寸五分余もあり
(床の壁に打つ無双釘(中釘)は 地敷居より約1mくらいの高さにうちましょう)

72 . 花入に大小あらば見合せよ かねをはずして打つがかねなり
(花入には大小あるので 前首の歌の寸法を固守してはいけません これはすべての寸法に言えることです)

73 . 竹釘は皮目を上に打つぞかし 皮目を下になす事もあり
(竹釘は皮目を上に打つのが原則ですが 下にすることもあり 小堀遠州や金森宗和などはそうしました)

74 . 三つ釘は 中の釘より両脇と二つわりなるまんなかに打て
(可動式の「三幅対釘」でなく 残りの2つも軸釘を打つ時は 中心の釘から床の左右それぞれの真ん中に打ちましょう)

75 . 三幅の軸をかけるは 中をかけ軸さきをかけ次に軸もと
(三幅を掛ける時は まず中の掛物を 次に上座(内容の書き出しの方) 最後に下座(書き終わりの方)を 掛けましょう
 「大横物」を掛ける時は まず中の釘に掛け 次に左に掛け そして右を掛け 最後に中の釘から掛緒をはずします) 

76 . 掛物をかけて置くには 壁付を三四分すかしおくことゝきく
(壁や掛物を傷めないように 掛物は壁から1cmほど離れるように掛けましょう)

77 . 時ならず客の来らば点前をば 心は草にわざを慎しめ
(不意にお客様が来られた時は 仰々しい点前でなく さりげなく 慎ましやかで丁寧な接待を心がけましょう)

78 . 花見よりかへりの人に茶の湯せば 花鳥の絵をも花も置くまじ
(花見帰りの人をもてなすのに 見たばかりの同じ花を飾ったり 同じような掛物をかけても きっと興ざめでしょう)

79 . 釣舟は くさりの長さ床により出船入船浮船【でぶねいりふねうきぶね】としれ
(釣舟花入は床の様子 等で向きを決めますが 明かり口へ舳先を向けるのを出船 逆を入船 置き飾るのを浮船と呼びます)

80 . 壺などを床に飾らん心あらば 花より上にかざりおくべし
(茶壺など重要なものを床に飾る場合は 花入よりも上座に飾りましょう)

81 . 風炉濃茶必ず釜に水さすと 一筋に思ふ人はあやまり
(風炉の濃茶では必ず水を一杓さすと決まっていますが 固守せず 臨機応変に湯の温度をみましょう)

82 . 右の手を扱ふ時はわが心 左の方にありと知るべし
(動作は動かしていない部分にこそ注意を払いましょう 左右が一体化してこそ点前です)

83 . 一点前点つるうちには 善悪と有無の心のわかちをも知る
(すみずみにまで注意を払うということは 逆に 無心になるということです お茶が点ち終わるまで)

84 . なまるとは 手つづき早く又おそく所々のそろはぬをいふ
(流れるような動作でなく テンポがバラバラな点前を 「なまる」点前と呼びますよ)

85 . 点前には 重きを軽く軽きをば重く扱ふ味【あぢは】ひをしれ
(何度も思い出しましょう 重いものは軽く 軽いものこそ重々しく ですよ)

86 . 盆石をかざりし時の掛物に 山水などはさしあひと知れ
(盆石は山水の景色を表現した飾りですから 山水画を掛けては 「差し合い」 差し障りとなりますよ)

87 . 板床に葉茶壷茶入品々をかざらで かざる法もありけり
(板床の場合は茶壺や茶入などを飾らないのが原則ですが 奉書紙を敷く等して 飾るやり方もありますよ)

88 . 床の上に籠花入を置く時は 薄板などはしかぬものなり
(籠花入の中には 必ず「落し・受け筒」が入っているので 床に置く場合でも薄板は必要ありませんよ)

89 . 掛物や花を拝見する時は 三尺ほどは座をよけてみよ
(床のものを拝見する時は 極端に近づき過ぎてはいけませんよ)

90 . 稽古とは一より習ひ十を知り 十よりかへるもとのその一
(稽古に終わりはありませんよ 解ったつもりになっても もう一度最初を思い出しましょう)

91 . 茶の湯をば 心に染めて眼にかけず耳をひそめてきくこともなし
(茶の湯とは 見たり聞いたりして理解するものではありませんよ 内なるものを 実践する ことですよ)

92 . 目にも見よ耳にもふれて香を嗅ぎて 事を問ひつつよく合点【がてん】せよ
(お稽古では しっかり見聞きし 何事にも触れ よく質問し 理解しましょう)

93 . 習ひをばちりあくたぞと思へかし 書物は反古【ほご】腰張にせよ
(教えてもらったことはゴミだと思いなさい 稽古帳はリサイクルに出しなさい 内なるものが実践できてこそ茶の湯ですよ)

94 . 茶を点てば茶筅に心よくつけて 茶碗の底へつよくあたるな
(今しているその動作一つに心を置きましょう 集中しかつ無心であること  内なるものがあれば 茶筅は茶碗の底に付きすぎません)

95 . 水と湯と茶巾茶筅に箸楊枝柄杓と心 あたらしきよし
(客を迎える前に 消耗品は新しくしますが まず 心が新しくなくてはなりませんよ)

96 . 茶はさびて心はあつくもてなせよ 道具はいつも有合【ありあひ】にせよ
(質素でも気持ちがこもってさえいれば それが一番ですよ 道具は有り合わせのものでも)

● . 釜一つあれば茶の湯はなるものを 数の道具を持つは愚な
(丿貫【へちかん】や粟田口善法という人たちは 手取釜一つで 茶の湯をなしていましたよ)

● . 数多くある道具を押しかくし 無きがまねする人も愚な
(多くの道具を待ちたがるのも愚かですが あるのに隠して 活用しないのも愚かですよ)

97 . 茶の湯には 梅寒菊に黄葉【きば】み落ち青竹枯木あかつきの霜
(茶の湯には 季節感が大切ですよ また 青・朱・黄・白・黒といった五行や 陰陽の対比・調和が必要ですよ)

98 . 茶の湯とはただ湯をわかし茶をたてて のむばかりなる事と知るべし
(十よりかえった元のその一 が すなわち ただ湯を沸かして茶を飲むだけ のことですよ それができているでしょうか?)

99 . もとよりもなき古【いにしへ】の法なれど 今ぞ極【きわ】まる本来の法
(その道に入ろうと思った時には 何も無かった心の中に 内なるものが できているでしょうか?)

100 . 規矩【きく】作法守りつくして破るとも離るるとても 本を忘るな
(守破離【しゅはり】の順に 先生・先人の教えから旅立っても 内なる心の中心には常に 「基本・根本」を置いているでしょうか?) 
【春の禅語1609-1】 「春色太平多」 
【春の禅語1609読み】 「しゅんしょくたいへいおおし 」
【春の禅語1610-1】 「春色満乾坤」 
【春の禅語1610読み】 「しゅんしょくけんこんにみつ 」
【春の禅語1611-1】 「春柳鴬」 
【春の禅語1611読み】 「しゅんりゅうにうぐいす 」
【春の禅語1612-1】 「春色向晩 落花満地」 
【春の禅語1612読み】 「しゅんしょくくれにむかい らっかちにみつ 」
【春の禅語1613-1】 「山花咲鳥歌」 
【春の禅語1613読み】 「さんかちょうかにさく 」
【春の禅語1614-1】 「山花咲鳥啼笑」 
【春の禅語1614読み】 「さんかさいてとりなきわらう 」
【春の禅語1615-1】 「山花映水紅」 
【春の禅語1615読み】 「さんかみずにえいじてくれないたり 」
【春の禅語1616-1】 「山花笑緑水 岩岫舞青煙」 
【春の禅語1616読み】 「さんかりょくすいにわらい がんしゅうせいえんまう 」
【春の禅語1617-1】 「山花咲鳥語」 
【春の禅語1617読み】 「さんかわらいとりかたる 」
【春の禅語1618-1】 「山桜火焔輝 山鳥歌声滑」 
【春の禅語1618読み】 「さんおうかえんかがやき さんちょうかせいなめらか 」
【花の禅語1619-1】 「春夏秋冬瓶裏花」 
【花の禅語1619読み】 「しゅんかしゅうとう へいりのはな 」
【春の禅語1620-1】 「一樹春風千万枝」 
【春の禅語1620読み】 「いちじゅ春のしゅんぷうせんまん春のえだ 」
【春の禅語1621-1】 「一樹春風有両般 南枝向暖北枝寒」 
【春の禅語1621読み】 「いちじゅ春のしゅんぷうりょうはんあり なんしはだんにむかいほくしはかん 」
【春の禅語1622-1】 「一樹梅花」 
【春の禅語1622読み】 「いちじゅ春のばいか 」
【春の禅語1623-1】 「一朝花竹対煙嵐」 
【春の禅語1623読み】 「いっちょうかちくえんらんにたいす 」
【春の禅語1624-1】 「己見寒梅発 復聞啼鳥声」 
【春の禅語1624読み】 「すでにかんばい春のひらくをみ またていちょう春のなくをきく 」
【春の禅語1625-1】 「春風接人」 
【春の禅語1625読み】 「しゅんぷうひとにせっす 」
【春の禅語1626-1】 「移花兼蝶到 買石得雲饒」 
【春の禅語1626読み】 「はなをうつしてはちょう春のいたるをかね いしをかうてはくもをえておおし 」
【春の禅語1627-1】 「春風以接人秋霜以慎自」 
【春の禅語1627読み】 「しゅんぷうもってひとにっせししゅうそうもってみずからをつつしむ 」
【春の禅語1628-1】 「一花開五葉」 
【春の禅語1628読み】 「いっけごようをひらく 」
【春の禅語1629-1】 「以春風接人 以秋霜慎自」 
【春の禅語1629読み】 「しゅんぷうもってひとにっせし しゅうそうもってみずからをつつしむ 」

掛軸/ 掛物・茶杓の ご希望の語句・銘を、ご希望の和尚様に書いて頂けます。
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