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: 7月 上半期のニュース(2017)抜粋 : 【茶道ニュース】

▼表千家 家元継承のニュースです。

【朝日新聞:7/5】より

《茶道表千家、家元を長男・宗員さんに 来年2月継承》
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170705-00000035-asahi-soci

→茶道表千家の十四代家元、千宗左さん(79)が来年2月28日、長男で若宗匠の宗員さん(47)に家元を譲ることを5日、表千家が明らかにした。
→宗員さんは十五代千宗左家元に、宗左さんは前家元となり、隠居名の宗旦を名乗る。
→表千家家元の在世中の継承は8代、10代、11代に続いて4人目。
→宗員さんは1970年生まれ。同志社大卒。98年、大徳寺で得度し、家元後嗣となった。
→宗左さんは先代の父の死去を受けて80年2月、家元を継承。茶道の普及や発展に努めた。

新家元は、私と同じ大学の2歳上…。改元のこともあり、新しい時代の幕開けをお目出度く慶びたい所です。


▼和菓子と歴史上の人物の意外な関係。

【東京新聞:7/10】より

《和菓子と先人の意外な関係 赤坂「虎屋文庫」が紹介本》
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/list/201707/CK2017071002000140.html

→和菓子の老舗「とらや」(本店・港区赤坂)に併設の「虎屋文庫」が、歴史上の人物と和菓子を巡る逸話を紹介した「和菓子を愛した人たち」(山川出版社)を出版した。
→紀貫之、坂本龍馬、徳川家の将軍らと和菓子の意外な組み合わせなどに触れている。
→虎屋文庫は、とらやに伝わる古文書や和菓子の歴史を展示・紹介。一九九〇年から「歴史上の人物と和菓子」をテーマに、平安時代から昭和にかけて、さまざまな人物約二百人と和菓子とのあまり知られていないエピソードを取り上げてきた。
→同書では、100人分のエピソードを和菓子の写真とともに掲載している。

→●明治の文豪、森鴎外は饅頭をご飯の上に載せ、煎茶をかけた饅頭茶漬けが好物だった。
→●幕末の志士、坂本龍馬はお龍との新婚旅行にカステラを持参した。

→写真に収めた和菓子の大半は、とらやの職人の手作りで、史料も出典を付記していないものは同社の所蔵品という。
→虎屋文庫の担当者は「中にはほほ笑ましい話もあります。甘いエピソードをどうぞ」と呼び掛けている。
→現在、虎屋本社・とらや本店は改装工事中で休店、併設の虎屋文庫も休館中。本社は二〇一八年秋、同じ場所にオープンの予定。
→四六判オールカラー、304ページ、千八百円(税別)。書店のほか、主なとらや直営店でも発売。

「とらや」さんは、京都御所のお店しか行ったことがないのですが…。「虎屋文庫」さんのH.Pは勉強になります。
 https://www.toraya-group.co.jp/toraya/bunko/


▼空港にもっと日本の美を。

【NIKKEI STYLE:7/3】より

《空港でも「ニッポン」感じて ラウンジに伝統工芸の美》
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170703-00000003-nikkeisty-bus_all

→大手航空各社の空港ラウンジが相次ぎアートな空間に生まれ変わる。
→全日本空輸は建築家の隈研吾氏と組んで今秋にも新千歳空港のラウンジを改修、和紙や木材を取り入れて日本の伝統美を打ち出す。他の国内線ラウンジも同様に改修を進める。
→コンセプトは「一期、一会」。和紙を使うことで翼に包まれるような空間に仕立てる。
→ANAは、新千歳のほか18年度以降は福岡や伊丹、沖縄の空港ラウンジの改修も進める計画だ。また国際線のラウンジや機内の空間づくりでも隈氏との連携を検討しているという。
→日本航空も日本をテーマに美術品や工芸品などを採り入れた。2020年の東京五輪・パラリンピックに向け、機内以外の快適性も充実させる。
→ JALは、今年2〜3月に沖縄、福岡、広島の空港を相次ぎリニューアルした。いずれも「日本のたたずまい」がコンセプトで、地場の工芸品や現代アートなどを採り入れて洗練された空間にした。
→福岡空港では県内の伝統工芸である「八女竹細工」をテーブルにあしらったり、「上野焼」をオブジェのように棚の上に置いたりした。またデジタルアート集団のチームラボが手がける「空書」も展示。液晶ディスプレーなどに筆の軌跡をモチーフにした映像を流す作品は海外からも注目される。

訪問客をお迎えする「入口」に伝統工芸が配されることは、五輪の開催の有無に関わらず、喜ばしいことだと思います。